鹿島はホームでACL準決勝第1戦・水原(韓国)戦に臨み、3―2で勝利した。前半6分までに2点を失いながら、3点を奪い大逆転。後半アディショナルタイムにDF内田篤人(30)がドイツから復帰後初、10年3月のACL1次リーグペルシプラ戦以来となる鹿島での劇的な決勝ゴールを決めた。公式戦の連勝は7に伸びた。
途中で下がったMF遠藤に代わり、キャプテンマークを巻いてのゴール。膝からピッチに滑り込むと、次々に仲間が覆い被さった。「0―2は負けだから、普通。でもその中でも負けない、勝ち癖がついていくのは良かったし、サポーターの後押しがあったから。スタジアムに入ってくる時もサポーターの後押しがあって、選手として感じるものがあった」。
ホームで貴重な勝ち点3を奪い、24日に行われるアウェーでの第2戦は、引き分け以上で決勝進出が決まることに。ACLは、国内主要タイトル19冠を獲ってきた鹿島が唯一手にしていないタイトル。内田は「これだけのメンバーがそろっているのでぜひものにしたい」と力を込めた。
◆鹿島 劇的な逆転勝利 内田 唯一手にしていないタイトルへ「ぜひものにしたい」(スポニチ)