[10.19 U-19アジア選手権第1戦 U-19日本代表 5-2 U-19北朝鮮代表]
U-19日本代表は19日、U-19アジア選手権第1戦でU-19北朝鮮代表と対戦し、5-2で勝利した。日本は22日に第2戦でタイ代表と対戦する。
前回王者の日本は4-4-2のフォーメーションでGKには谷晃生(G大阪)、最終ラインは右からDF菅原由勢(名古屋)、DF橋岡大樹(浦和)、DF瀬古歩夢(C大阪)、DF東俊希(広島ユース)。MF藤本寛也(東京V)とMF伊藤洋輝(磐田)のダブルボランチで右SHにMF斉藤光毅(横浜FCユース)、左SHにMF郷家友太(神戸)。2トップはFW田川亨介(鳥栖)とFW久保建英(横浜FM)がコンビを組んだ。
日本が早々に試合を動かした。前半8分、ドリブルで右から中に切れ込んだ久保がスルーパスを出し、抜け出した斉藤が左足シュート。一度は至近距離でGKに止められたが、こぼれ球を自ら右足で押し込んだ。
幸先良く先制に成功した日本。キャプテンマークを巻くボランチの伊藤は序盤から積極的にシュートを狙い、前半19分にはスーパーゴールで追加点を挙げた。斉藤のパスを受けた伊藤が約30mの位置から左足を振り抜き、強烈な弾丸シュートを突き刺した。
2-0に突き放した日本だったが、ここから北朝鮮に攻め込まれてしまう。前半36分に崩されて右クロスをMFケイ・タムに押し込まれると、前半40分に瀬古が相手を倒してしまい、PKを献上。キッカーのMFカン・グッチョルが沈め、2-2に追いつかれた。
後半立ち上がりは苦しい時間帯が続いたが、後半17分に最初の交代枠を使い、田川に代えてFW宮代大聖(川崎F U-18) を投入すると、この交代策が的中する。宮代はそのまま2トップの一角に入り、ドリブルで中央を切り裂くと、PA右手前の位置で後ろから倒され、FKのチャンスを獲得した。
キッカーは久保。左足で直接狙ったシュートは壁を越えてゴール右隅に突き刺さり、ビューティフルゴールで勝ち越しに成功。後半31分に先制点を挙げた斉藤に代えてMF安部裕葵(鹿島)を投入。後半36分には郷家を倒し、胸を踏みつけた相手が一発退場となり、日本は数的優位に立つ。終盤はDF三國ケネディエブス(青森山田高)を投入し、5バックで守備を固める中、後半44分にはカウンターから宮代が右足シュートを突き刺し、4-2。後半アディショナルタイムには安部がダメ押しゴールを挙げ、5-2で勝利した。
(取材・文 佐藤亜希子)
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