今季限りでの現役引退を発表した鹿島アントラーズの元日本代表MF小笠原満男(39)が28日、ホームのカシマスタジアムで会見を行った。
<小笠原と一問一答>
-やり残したことは
小笠原 悔いだらけ。取れなかったタイトルもいっぱいある。
-印象深いゴールは
小笠原 ゴールではないが、99年のナビスコ杯(現ルヴァン杯)決勝でPKを止められたこと。PK戦は運じゃない、練習のインサイドキックひとつ真剣にやれとジーコに言われた。
-ACL決勝では出場しなかったが、DF昌子からトロフィーを譲られた
小笠原 本音は、ピッチに立って貢献したかった。ちょっと恥ずかしかった。
-クラブワールドカップ(W杯)3位決定戦に出場したときの心境は
小笠原 最後に優勝してハッピーエンドで終わりたかったけど、悔しいまま終わるのも自分らしいかな。
-クラブW杯で感じた世界との差は
小笠原 差を埋める努力も必要だけど、勝つすべを探すのも必要な努力。
-引退を聞いたジーコはなんと言った
小笠原 自分がやってきたこと、やり遂げたことに拍手を送りたいと。
-引退試合の予定は
小笠原 個人的にはやりたくない(笑い)。やるなら真剣勝負で。
-将来は鹿島の監督に
小笠原 突っ走ってきたので、今すぐ何かをやりたいというのはない。これからチームと話したい。