鹿島アントラーズのテクニカルディレクターを務めるジーコ氏が、アジアのチームへ「違う大陸のチームと試合すべき」と提言している。『オムニスポーツ』が伝えた。
昨季から古巣である鹿島のスタッフとして働くジーコ氏。選手や監督として様々な国やクラブでプレーしてきた65歳は、他大陸のチームとの対戦が、アジア全体のレベルアップに繋がると考えているようだ。明治安田生命Jリーグやアジア圏のクラブに対し、欧州や南米のチームともっと試合をするべきだと提言している。
「アジアのサッカーに必要なことは、欧州や南米のチームとの激しい試合だ。代表チームだけではなくね」
「アジアのチームはアジア同士でしか試合をしていない。それ以外がないんだ。現在は他の可能性がない。鹿島は(昨季)59試合戦ったが、アジア圏以外とは2試合だけだ。シーズン始めにツアーに行くチャンスがあったが、現在の予定では不可能だ」
「欧州のチームはシーズン前にトーナメントを戦い、少なくとも10試合程プレーする。だが、アジアではそうではないね」
選手としても監督としても、ワールドカップなど国際舞台で戦った経験を持つジーコ氏。Jリーグや日本、アジア全体がレベルアップするためには、他大陸のチームと対戦することが不可欠だと考えているようだ。
◆Jリーグのレベルアップのために…ジーコ氏が提言「欧州や南米のチームと試合すべき」(GOAL)