日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年4月6日土曜日

◆「いつの間にかエリアに…」鹿島レオ・シルバ、5人抜き弾は愛息子の“要求”から(ゲキサカ)






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[4.5 J1第6節 鹿島2-1名古屋 カシマ]

 11歳の誕生日を迎えた愛息子へ向けた、極上のバースデープレゼントだった。鹿島アントラーズMFレオ・シルバは1-1で迎えた後半36分、ハーフウェーライン付近からスルスルと持ち上がり、5人の相手選手を抜き去ってPA内に侵入。最後は落ち着いたシュートを流し込み、前節に続いて2試合連続での決勝ゴールを沈めた。

「中に切れ込んでいったところで、いつの間にかペナルティラインが近づいてきて、ペナルティエリアに入ったんだと気付いた。シュートを打つ前にボディフェイントで相手のタイミングを外してシュートが打てた」。試合後、取材エリアに姿を現した33歳はときおり笑みを浮かべつつ、“5人抜き”のスーパーゴールを高揚した様子で振り返った。

 2試合連続での殊勲弾を決めたベテランだが、主な持ち場は守備的ミッドフィールダー。巧みな重心移動で相手を手玉に取る場面は数あれど、5人連続で抜き去ってのゴールはさすがに記憶にないという。「今までのキャリアで一番綺麗なゴールだったと思う。まだ信じられない気持ち」と感激は隠せない。

 この一戦でのゴールは、ちょうど11歳になった長男ヴィートル君との誓いでもあった。「(ゴールは)約束というより息子からの要求だった」。そんな父親としての顔ものぞかせたレオ・シルバは「まだ携帯電話は触ってない(から報告はしていない)けど、報道ですごかったと感じるかもしれない。男として、父親として、息子との約束を果たせて良かった」と白い歯を見せた。

(取材・文 竹内達也)




◆「いつの間にかエリアに…」鹿島レオ・シルバ、5人抜き弾は愛息子の“要求”から(ゲキサカ)




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