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[4.28 J1第9節 横浜FM2-1鹿島 日産ス]
昨季終盤に発症したグロインペイン症候群の影響で出場時間を抑えていた鹿島アントラーズMF三竿健斗が、待望の今季初先発を果たした。持ち味のハードタックルと読みの良いインターセプトはこの日も健在。それでも追加点につながる決定機を逃し、「自分の責任」と敗責を背負った。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)では3試合に先発していたが、J1リーグ戦は試合中盤以降の起用が続いていた三竿。この日は今季8試合目の出場にして、初めてキックオフのホイッスルをピッチ上で迎え、立ち上がりから安定したパフォーマンスを発揮していた。
ところが1-1で迎えた後半32分、途中出場のFWレアンドロがペナルティエリア右に抜け、マイナス方向への折り返しに反応した三竿だったが、シュートはGK朴一圭がストップ。その5分後に相手の勝ち越しゴールが決まったことで、後悔が募った。
「あれくらいできないと上には行けないし、僕が出ている意味はボールを奪うところ、チームを安定させるところ、勝たせるところ。あとはあのシュートを決めるところだけだったので今日は自分の責任」(三竿)。
守備では横浜FM対策に取り組んだことで「前よりも守備の形はうまくなっていると思うので、たとえ負けたとしてもこれから先もやり続けることが大事」とポジティブな指摘も。それだけに「完全にあの場面で点を決めていればゲームが終わっていたのでそれは力不足」と最後まで自らに責任を向けた。
(取材・文 竹内達也)
◆先発復帰でさすがの存在感も…鹿島MF三竿「今日は自分の責任」(ゲキサカ)