◆明治安田生命J1リーグ▽第25節 清水0―4鹿島(1日・アイスタ)
2位の鹿島は清水を4―0で下し、次節(14日)で直接対決となる首位・F東京との勝ち点差を4に縮めた。
FWで起用されたMF遠藤康が1ゴール1アシストの活躍を見せ、公式戦初先発のFW上田綺世が2得点。8月28日のACL広州恒大戦から先発7人を入れ替えた布陣で大勝した。
採点と寸評は以下の通り。
大岩剛監督【7・0】先発7人替えで大勝。平気な顔で控えに甘んじる選手たちを起用し結果を残す。勝ち点3以上の価値ある1勝
GKクォンスンテ【6・5】シュートブロック、キック、声がけ。味わい深いものばかり
DF伊東幸敏【6・0】股を抜かれてからの瞬時の切り替えで先制ゴールの起点に。追い越してこそのプレースタイルも健在
DFブエノ【6・0】相手クロッサーが哀れに感じる圧倒的高さ。誰が見ても明らかな足の速さに加えてパススピードの速さもリズム生む
DF犬飼智也【6・5】連戦耐性S。南極遠征帰りの中1日でも多分へっちゃら
DF小池裕太【6・0】ベンチサイドだった前半は、プレーが止まるたびに内田の指導を受ける。さらなるレベルアップの予感
MF三竿健斗【6・0】体は重そうだったが、寄せられても下手に蹴らず、かといって奪われない選手になってきた
MF名古新太郎【6・0】大学までとは違い自分中心のチームではない環境での生き方をマスターしつつある
MFセルジーニョ【7・0】1G1A。連戦をいとわない献身ぶりと正確キックに頭が下がる。気付けば今季9点目
MFレアンドロ【5・0】あれだけロストしてのフル出場は、指揮官による「お前の力が必要だ、はよ復活せい」のメッセージ
FW遠藤康【7・0】1G1A。味方にとっての天国でボールを受けるのが土居聖真、相手にとっての地獄でボールを受けるのが遠藤康
FW上田綺世【7・0】2発&1PK奪取。四捨五入したらハットトリック。恐るべき大学3年生。MOM
DF永木亮太【6・5】後半25分IN。1A。ドゥトラ対策での投入のはずが、任務を遂行した上で絶妙クロスを上田の頭にお届け
MFレオシルバ【―】後半33分IN。展開もあったが途中出場だとあまり目立てない不思議。出場時間短く採点なし
DF内田篤人【―】後半40分IN。3月末以来のリーグ戦復帰。出場時間短く採点なし
※羽田憲司コーチ【7・0】伊東、ブエノ、遠藤…ACL遠征中の帯同メンバー外練習がいかに上質なものであったか、結果で証明
西村雄一主審【5・0】清水直接FK時の三竿は明らかなハンド
※平均は5・5~6・0。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ