[9.4 練習試合 U-22日本代表1-0セラヤFC]
3枚と4枚。所属クラブとシステムは異なる。当然、違いはあると語るU-22日本代表DF町田浩樹(鹿島)だが、「3枚には3枚、4枚には4枚の面白さがあり、個人的には楽しんでやれている」ようだ。
U-22日本代表には今年3月のAFC U-23選手権予選以来、2度目の招集となったが、16年のAFC U-19選手権優勝を経験するなど年代別代表に名を連ねてきたこともあり、「一緒にやっていた選手も多いので、抵抗なくやれている」とすんなりとチームに溶け込んでいる。
セラヤFCとの練習試合(25分ハーフ)では0-0で迎えた後半から3バックの左CBの位置に。鹿島は4バックを採用していることで「いつもと違う」状況だったが、「3バックをやる上で特に左ウイングバックの杉ちゃん(杉岡大暉)との関係は大事になるので意識した」と上下、そして左右の関係となるDF杉岡大暉との関係を意識してピッチへと向かった。
25分と決して多くはない時間の中、相手を押し込む時間帯が長かったため、守備機会こそ少なかったが、限られた守備の場面ではハイボールをきっちり打ち返し、対面する相手にはタイトにつくなど自由を与えず。また、攻撃面では縦パスを果敢に打ち込み、攻撃をスピードアップさせるなど攻守で手応えを得たようだ。
「25分だったので短い時間だったけど、しっかりとチームメイトとコンビネーションを確認できたし、チームのやるべきことを再確認できた」
この日は練習試合。確認すべきことを確認できたという男は、今遠征で行われる親善試合に向けて、「自分は守備の選手なので、しっかりディフェンスで貢献できればいいし、左利きという特長を生かしてビルドアップや組み立てのところで違いを作りたい」と意気込みを示した。
(取材・文 折戸岳彦)
◆「いつもと違う」状況も…U-22代表DF町田浩樹「楽しんでやれている」(ゲキサカ)