【Jリーグ(J1) 結果】明治安田生命J1リーグは5月1日に第12節が開催。ニッパツ三ツ沢球技場では横浜FCと鹿島アントラーズが対戦した。
明治安田生命J1リーグは5月1日、第12節の横浜FCvs鹿島アントラーズが行われた。
2分け9敗の未勝利で最下位の横浜FCが、開幕から3勝3分け4敗で13位に沈むものの直近4戦無敗の鹿島をホームに迎えた一戦。
雷の影響でキックオフ時刻が約30分間後ろ倒しになった一戦に向けて、横浜FCはクレーベや伊藤翔、手塚康平らを先発起用。鹿島は土居聖真や荒木遼太郎、レオ・シルバらをスタートから送り出した。
試合の立ち上がりは中盤ボックス左での攻防が繰り広げられたが、9分には横浜FCにチャンス。カウンターからクレーベがフィードを送ると左サイドに伊藤翔が抜け出す。そのままボックス左に入り込んで右脚でシュートを放つとGK沖悠哉の手をかいくぐったが、後方の常本佳吾にカバーされた。
ピンチをしのいだ鹿島は12分に先制点を手にする。右サイドでボールを受けた常本が低い弾道のクロスを供給すると荒木がワントラップしてシュート。横浜FCの選手に当たってボールが浮いたところ、すかさず反応した白崎凌兵が頭で押し込んだ。
鹿島は28分に横浜FC陣内の右サイド浅い位置でFKを獲得。永戸勝也の左足のクロスに土居聖真が頭で合わせてネットを揺らしたが、オフサイドがあったとして得点は認められない。
それでも前半終了間際に鹿島がリードを広げる。ドリブルでボックス左に侵攻した荒木が田代真一に倒されてPKを獲得。キッカーの土居が放ったシュートはGK六反勇治に触れられて左ポストに当たったが、跳ね返りを土居が自ら押し込んだ。
2点のビハインドを抱えて試合を折り返した横浜FCは後半スタート時に2枚替えを敢行。手塚と小川慶治朗に代えて松尾佑介と安永玲央を送り出した。
後半に入ってからギアを上げようとする横浜FCだったが、鹿島は落ち着いて後方に重心を置きつつ対処。互いになかなかシュートまで至らない展開で時計の針が進んでいく。
61分には永戸の左サイドのクロスがボックス内で中央を通過。ファーの土居がフリーの状態でトラップして右足を振り抜いたが、枠を越えていく。鹿島は直後に白崎に代えて松村優太を投入する。
横浜FCは64分、クレーベの横パスにボックス手前やや左の松尾が反応。しかし、右足から繰り出された鋭いシュートはバーに阻まれた。横浜FCは3枚目のカードで伊藤に代えてジャーメイン良を送り出す。
後半半ばごろから雨が強まり出した一戦、鹿島は横浜FCに主導権を握らせずに進行。79分の右CKでは飛び込んだ犬飼智也が強烈なヘディングシュートを放ったがGK六反勇治がファインセーブを見せる。
そして80分、左CKでキッカーの荒木がインスウィングのボールを蹴り込むと町田浩樹がGK六反の目前でヘディングシュート。これが決まり、点差が3点に開く。
試合はこのまま終了し、横浜FCは開幕から未勝利が続いている。一方の鹿島は、直近5戦無敗としている。
■試合結果
横浜FC 0-3 鹿島アントラーズ
■得点者
横浜FC:なし
鹿島:白崎凌兵(12分)、土居聖真(45+2分)、町田浩樹(80分)
◆荒木遼太郎が全得点関与! 鹿島アントラーズが3発完勝で5戦無敗…横浜FCは開幕から未勝利続く(GOAL)