「可能性のところは…はい」
5月4日、鹿島アントラーズは5日に行なわれるルヴァンカップ・アビスパ福岡戦に向けた前日会見をオンラインで実施。出席した相馬直樹監督が、新戦力であるMFアルトゥール・カイキの出場について言及した。
鹿島はルヴァン杯のグループステージで、ここまで3勝1分の無敗で勝点を10とし、A組で単独トップに立っている。その背景には、リーグ戦で出場機会の少ないDF杉岡大暉やMF松村優太などにチャンスを与え、その比較的若い選手らがしっかりと結果を出していることがカップ戦での好調に繋がっているが、指揮官は「監督としたら嬉しい限り」と手応えを示した。
「(ルヴァン杯で出場機会を得た選手が)そこでチャンスと感じてエネルギーを出してくれていることが、結果に繋がっている。それがリーグ戦の方でも、チーム内の競争や勢いをもたらしてくれていますし、大きな要素となっています」
そのうえで次戦の福岡戦で注目が集まるのが新助っ人、カイキの出場の有無。会見で記者から質問が及ぶと、相馬監督は「その辺はたくさんのことは言えませんが、可能性のところは…はい」と言葉を濁しつつも、起用について否定はしなかった。
「カイキは合流して一緒にトレーニングをしているなかで、徐々に特徴も見え始めてきています。ボールを持ってもそうだし、持っていない時もゴールに向かう感覚を持っているのは感じている。なので、その点を取る力は、次の試合かどうは分からないが、必ず我々の力になってくれると思っています」
グループステージ突破はほぼ確実という状況で迎える福岡戦だが、期待の新戦力の起用はあるのか。指揮官は、「持っているものをすべて出すことが大前提。その結果、我々の臨んでいるものは手に入ると思っています」と意気込みを口にした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆【鹿島】期待の新戦力、アルトゥール・カイキの福岡戦出場はあるか? 指揮官が言及「必ず我々の力になってくれる」(サッカーダイジェスト)