[6.2 ルヴァン杯PO第1戦 清水0-1鹿島 アイスタ]
ルヴァンカップは2日にプレーオフステージ第1戦を行った。清水エスパルスと鹿島アントラーズの対戦は、アウェーの鹿島が1-0で先勝。第2戦は6日にカシマスタジアムで行われる。
清水は4ー4ー2の布陣。守備陣はGK永井堅梧に、4バックがDFエウシーニョ、DF立田悠悟、DFヴァウド、DF福森直也を起用する。ボランチ2枚はMF河井陽介とMF宮本航汰。右MFはMF中山克広、左MFはMF西澤健太を配置。2トップはFW鈴木唯人とFWディサロ燦シルヴァーノが入った。
鹿島は4ー2ー3ー1の布陣。GKはクォン・スンテで、4バックはDF広瀬陸斗、DF関川郁万、DF林尚輝、DF杉岡大暉が並ぶ。ボランチ2枚はMF永木亮太とMF三竿健斗。右MFはMF遠藤康、左MFはFWアルトゥール・カイキ、トップ下はMFファン・アラーノを配置。1トップはFWエヴェラウドが起用された。
序盤は様子見の両者だが、前半8分に早くもスコアが動く。鹿島はCKを獲得すると、永木が左CKをキック。ファーサイドのボールを林が詰め、ドンピシャヘッドで叩き込んだ。大阪体育大から加入した大卒ルーキーは、待望のプロ初ゴールとなった。
先制した鹿島は攻勢を強める。中盤と前線が連動して敵陣に入り込むと、ファン・アラーノやエヴェラウドが強烈なシュート。GK永井に阻まれるが、勢いのままチャンスを量産した。
清水は試合途中から4ー4ー2から3ー4ー2ー1に変更。エウシーニョと西澤が両WBに配置され、中山と鈴木が2シャドーとなる。前半43分にはエウシーニョが右サイドを突破し、グラウンダーのクロスを上げる。走り込んだ鈴木がダイレクトで合わせるが、惜しくもクォン・スンテのセーブに遭った。
前半は鹿島の1ー0のリードのまま折り返す。清水はエウシーニョとディサロを下げ、DF片山瑛一とFWチアゴ・サンタナが入った。攻勢を強めた清水は後半13分にボランチ2枚を交代。河井と宮本に代えて、MF竹内涼とMF中村慶太が出場した。
鹿島は後半16分、右サイドから遠藤がインスイングのクロス。エヴェラウドが頭で合わせるが、惜しくも枠外に外れた。直後には清水がチャンス。左サイドからパスを回し、鈴木がカットイン。鋭い突破でPA手前まで抜けると、左足シュートは相手選手に当たったゴール外に逸れた。
両チームは後半31分に交代カードを切る。清水は5人目に中山を下げ、MF金子翔太を投入。鹿島は永木とカイキに代えて、MFディエゴ・ピトゥカとMF土居聖真が入った。
終盤にかけて、鹿島は細かいパスからチャンスを創出。後半38分には土居がPA手前までボールを運び、PA右に浮かせながらスルーパスを出す。遠藤がシュートを放つが、相手選手にブロックされた。一方で、清水もロングボールで局面を変えながら、相手ゴールに迫る。鋭い縦パスを受けた金子がPA左で突破を試みるが、相手守備陣に阻まれた。40分には右サイドからのアーリークロスに、サンタナが右足ダイレクトボレー。しかし、枠外に外れた。
試合はそのまま、鹿島が1ー0で勝利。貴重なアウェーゴールを手にし、6日には本拠地で清水を迎える。
◆鹿島がルヴァン杯POで清水に先勝! 大卒ルーキーDF林尚輝はドンピシャ決勝ヘッドでプロ初ゴール(ゲキサカ)