■ガンバ大阪
【プラス材料】
片野坂知宏新監督のもとで迎える新シーズン。開幕戦は「3-4-3」を予想したが、「3-5-2」や4バックもオプションに。片野坂監督も「選手個々の特長に応じてシステムを考える」と話しており、起用するメンバーやシステムは対戦相手によって変化しそうだ。
準備期間では攻守の約束事を明確にしながら、ボールを保持したサッカーを目指してきた。すぐに浸透とはいかないはずだが、選手は口々に新戦術への手応えを口にしている。戦いを重ねるごとに成熟を楽しめるシーズンになりそうだ。
【マイナス材料】
沖縄キャンプまでは順調にチーム作りが進んでいたが、その後に新型コロナウイルス感染者が多数出たため1週間の活動休止に。公式戦を想定したプレシーズンマッチの京都サンガF.C.戦が急遽中止になったこと、再び選手個々のコンディションにバラつきが出てしまったのは残念なところ。
開幕戦もベストメンバーというより、基本的にはコンディション優先で組まざるを得ないだろう。その中で新戦術がどれだけ機能し、チャンスを作り出せるか。
文:totoONE編集部
■鹿島アントラーズ
【プラス材料】
監督交代や選手の入れ替えで連係面など未知数な部分はあるものの、現状では期待感が勝る。ベルギーのシント・トロイデンから獲得したFW鈴木優磨、サガン鳥栖から獲得したMF樋口雄太もすでにチームにフィットしている様子が練習からうかがえる。
昨季4位はクラブにとっては痛恨だが、上位。そこに戦力面だけを見れば、確実な上積みがあったと言える。
ガンバ大阪は過去62回の対戦で31勝を挙げている好相性の相手。アウェイ戦となるが、戦える準備は整った。
【マイナス材料】
今季から就任したレネ・ヴァイラー監督以下、外国籍スタッフがコロナ禍による入国制限で合流できていない。開幕戦も同じく新任の岩政大樹コーチが指揮を執ることになる。
監督不在の影響は最小限にとどめられているが、プレシーズンマッチでJ2の水戸に敗れるなど、細かな連係や共通理解といったフタを開けてみなければ分からない点があることはマイナス材料に挙げられる。
また、開幕戦は3連敗中というデータもある。
文:totoONE編集部
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