明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズを率いるレネ・ヴァイラー監督が、ベルギー1部の古巣クラブに激励のメッセージを送った。17日、ベルギー紙『Het Laatste Nieuws』が伝えている。
スイス人のヴァイラー氏は過去にスイス1部のグラスホッパーやニュルンベルク、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の強豪アンデルレヒトなどを指揮。2019年からエジプトの強豪アル・アハリを率いていたが、2020年10月に退団。しばらく無所属状態となっていたが、今季から鹿島アントラーズを指揮している。
同氏は2016年7月から2017年9月までアンデルレヒトを指揮。2016/17シーズンのレギュラーシーズンを首位で終えると、上位6クラブによるプレーオフでも6勝3分1敗と好成績を残してリーグ優勝を果たしていたが、2017/18シーズン序盤に成績不振により解任となっていた。
そのアンデルレヒトは2021/22シーズンのレギュラーシーズンで勝ち点64を獲得して3位で終了。上位4クラブによるプレーオフ進出で優勝への望みをつなげている。また、ベルギー国内カップ戦でも順調に勝ち上がっており、18日にKAAゲントとの決勝戦に臨む。
その中、ヴァイラー氏は古巣の戦いぶりについて「チーム内のメンタリティが優れており、素晴らしいシーズンを過ごせたということは覚えておきたい。ハードワークがアンデルレヒトのこれまでの成功の基礎だったんだ」と語る。
つづけて「現代のサッカーでは、仕事と芸術、つまりアートやテクニックと呼ばれるものが必要だ。この2つを組み合わせることで、初めて成功できる」と持論を展開。そしてアンデルレヒトに対して「今でも追いかけている。アンデルレヒトが再びタイトルをかけて戦うことを嬉しく思っているし、勝利を願っているよ」とエールを送った。
なお、今季のジュピラー・プロ・リーグは日本代表MF三笘薫(24)を擁するロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズが首位でレギュラーシーズンを終了。MF三好康児(24)所属のロイヤル・アントワープも4位でプレーオフ進出を果たしている。
◆鹿島ヴァイラー監督が持論展開「現代サッカーでは…」古巣の成功要因も語る(FOOTBALL TRIBE)
『現代のサッカーでは、仕事と芸術、つまりアートやテクニックと呼ばれるものが必要だ。この2つを組み合わせることで、初めて成功できる』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) April 18, 2022
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