日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年11月14日月曜日

◆上田綺世がW杯前最終戦で「理不尽ゴール」…「ワンチャンスものにしようと」3戦連発で直近7試合6得点(報知)









 サッカー日本代表FW上田綺世(24)=サークル・ブリュージュ=が、アウェーのシントトロイデン戦で公式戦3試合連続となる今季リーグ7点目を決め、1―0の勝利に貢献した。後半24分、同じ日本代表でGKシュミット・ダニエルとの1対1を制し、右足でネットを揺らした。終了間際に交代した上田は勢いに乗ったまま、開幕が目前となったカタールW杯で「点取り屋」の本領を発揮する。

 少ないチャンスを逃さなかった。後半24分、FW上田は味方が守備ラインの裏へ出したパスに反応。相手GKとの1対1から力強くゴール左に決めた。W杯でともに戦う日本代表のGKシュミットから奪った決勝点。「ワンチャンスをものにしようと準備していた」。静かにゴールを喜んでいた鹿島時代とは一変。味方を抱っこしながら何事か叫んだ。

 カップ戦を含め、直近7試合で6得点と勢いに乗る。この日は持ち味とする動き出しから公式戦3戦連発となるゴールを決めた。最終ラインから送られたパスはスピードがあった。そのボールをMFデンキーが軽く触れ、DFライン背後に送り込んだ。近くにいた相手DF2人よりも、素早くゴールに向かう動きに入って先着。豪快にネットを揺らした。

 W杯本番でも活躍が期待される。森保ジャパンのFWの勢力図は大会直前に様変わりした。エースのFW大迫勇也(神戸)が選外となり、浅野拓磨(ボーフム)、前田大然(セルティック)に加え、追加招集された町野修斗(湘南)の4人構成で臨む。ドイツ、スペインの列強と同組のW杯1次リーグ。上田には、この日の試合のように少ないチャンスをものにする仕事が求められる。

 自身初の大舞台を控え、「今日は自分の中で大事な試合だった。これからはW杯に向けてやっていきたい」と気持ちを切り替えた。得点のにおいがしない局面でもミドルシュート、DFライン裏への抜け出しでゴールを狙える。そんな上田の得点を、日本のサポーターは敬意を込めて「理不尽ゴール」と呼ぶ。一発を秘める上田が、世界舞台へ羽ばたく準備を整えた。





◆上田綺世がW杯前最終戦で「理不尽ゴール」…「ワンチャンスものにしようと」3戦連発で直近7試合6得点(報知)





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