日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年2月18日土曜日

◆「三笘薫を追い越す選手が出てきてほしい」城彰二が第2次森保ジャパン入りを期待する“激アツJリーガー7人”(文春オンライン)



鈴木優磨,藤井智也


 2月17日に開幕を迎える2023シーズンの明治安田生命J1リーグ。今年はJリーグ開幕30周年となる記念すべきシーズンでもある。昨年のカタールW杯で日本代表が躍進したことでサッカー人気が再燃するなか、Jリーグはどのような盛り上がりを見せるだろうか。元日本代表FWで、現在はサッカー解説者として活躍する城彰二氏に、優勝候補や注目選手を聞いた。


選手層も力的にも抜けている優勝候補3チーム


――今年は、Jリーグ30周年になります。記念すべきシーズンになりますが、今年の優勝候補はどのチームになりそうですか

城彰二さん(以下、城) 横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズの3チームになりそうですね。この3チームは選手層も力的にも抜けています。サンフレッチェ広島は昨年3位と躍進したけど、今年は本当の力が試されると思います。

 名古屋グランパス、ヴィッセル神戸は個の能力が高い選手がいるけど、最近は結果が出ていない。目指す方向性に対してしっかりとフォーカスされていないから、どうしてもチグハグ感が出てしまう。チームを引っ張る中心選手を決めて、そこを軸にやっていくことができれば、チームにまとまりが出てくると思うんです。それが優勝を争うためには不可欠かなと思いますね。


鹿島が優勝争いに入り込んだ理由


――ここ数年、優勝争いに絡めていなかった鹿島を推したのは、どういう理由からですか。

城 昨年途中で、岩政(大樹)監督に代わったけど、そこまでいいサッカーができている感じはしなかった。鹿島の伝統的な強さって、守備からというのがあると思うんですよ。そういう意味でいうと、昌子(源)と植田(直通)の補強は絶妙でした。彼らが入ることで、鹿島のセンターラインがしっかりしてくると思うんです。それに彼らはセットプレーも強い。鹿島はセットプレーが武器のひとつだったので、攻守に貢献できる選手が戻ってきたのはすごく大きいと思います。


代表入りが期待される選手、注目すべき選手


――昨年、ワールドカップで日本代表の活躍が注目され、サッカー人気が再燃した感があります。それを堅持するには個々の選手の活躍が欠かせません。今年のJリーグで代表入りが期待される選手、注目すべき選手はいますか。

城 ロアッソ熊本からガンバ大阪に移籍した杉山(直宏)は左利きのアタッカーでドリブルが得意。持ち味を出していければ、代表入りしてもおかしくはない選手。

 同じくガンバ大阪の半田(陸)もいい選手ですね。もっと早く他チームに移籍するのかなと思っていたけど、今シーズン、モンテディオ山形からガンバに移籍してきた。パリ五輪代表候補選手でもあるけど、右サイドバックでプレーし、フィード、縦へのスピード、展開力と次の日本代表のサイドバック候補にもなれる選手。

 あと、広島から鹿島に移籍した藤井(智也)は縦のドリブルが持ち味で、カットインしてからのシュートも得意。鹿島でハマれば代表のインサイドハーフの候補にも入ってくるんじゃないかなと思います


エースストライカーとして期待する選手


――3月には第2次森保ジャパンの初陣があります。そこで見てみたい選手はいますか。

城 鹿島の鈴木優磨ですね。森保監督が彼のようなタイプのFWをどう思っているのか分からないけど、新しいスタートを切るにあたっては、彼みたいな選手が必要だと思います。今の選手は、うまいし、レベルが上がっているけど、W杯を見てもわかるようにサッカーは“戦い”じゃないですか。彼みたいに闘争心をむき出しにして、「俺が点を取るんだ」とがむしゃらに行く選手って見当たらなくなったと思うんですよ。

 ストライカーに求められるのは、気持ちを前面に押し出して強引にでも点を取りに行く姿勢であり、プレーなので、それを体現してくれるのは彼しかいないと思うんです。若い選手の見本になれる選手だと思うので、3月の代表のメンバーにはぜひ入ってほしいですね




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◆「三笘薫を追い越す選手が出てきてほしい」城彰二が第2次森保ジャパン入りを期待する“激アツJリーガー7人”(文春オンライン)





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