日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年3月28日火曜日

◆FW上田綺世「ずっと好きな選手なので楽しみ」憧れのコロンビアFWを前にA代表初ゴールなるか(ゲキサカ)



上田綺世


 干支一回りも違う憧れの存在と、運命的な巡り合わせを果たすことになった。日本代表FW上田綺世(セルクル・ブルージュ)にとって、コロンビア代表のFWラダメル・ファルカオ(ラージョ)は「中学校くらいからずっと好きな選手」。ストライカーとしての生き様を学んだ存在との対戦に「一緒にできるのがすごく嬉しい」と胸を躍らせた。

 1986年生まれのファルカオはかつてポルト、アトレティコ・マドリー、モナコなどで活躍したストライカー。相手の一瞬のスキも逃さない動き出し、精度と力強さを兼ね備えた両足と頭でのシュートで得点を量産し、UEFAヨーロッパリーグ2年連続得点王、ポルトガルとフランスでのリーグ優勝など、数々のタイトルをもたらしてきた。

 国際Aマッチでの通算36ゴールはもちろんコロンビア代表史上最多。37歳となったいまもスペインのラ・リーガ1部でプレーを続けながら、代表チームに生き残り、日本戦の前日会見でネストル・ロレンソ監督が「人としても素晴らしいし、コロンビア代表にもまだまだ貢献できる余地のある選手。次のW杯でも十分に戦える選手だと思っている」と発言するほどの信頼を獲得している。

 そんなファルカオに、12歳下の上田が憧れたのは中学生の頃だった。「フィニッシャーという面でもそうだし、ゴール前での嗅覚、アイデア。とにかく点を取る選手が好きだったけど、アトレティコですごいテンポで取っていたし、コンスタントに点を取るところも好きなポイントだった」と当時を懐かしむ。

 28日のコロンビア戦は、憧れの存在と同じピッチに立つことができる絶好のチャンスだ。「もう歳は歳だと思うし、全盛期に比べたらあれかもしれないけど、僕はすごく好きな選手なので楽しみ」。ここまでA代表通算13試合でいまだノーゴール。それでも運命的な一戦で、偉大なストライカーを前にドラマチックな初ゴールを目指す。

(取材・文 竹内達也)





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