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鹿島アントラーズは21日、トニーニョ・セレーゾ監督の解任を発表した。クラブは公式サイトで「今季の成績を総合的に考慮したうえで」契約を解除することを決めたとしている。後任には石井正忠コーチが新監督に昇格する。
トニーニョ・セレーゾ監督は2000年から05年まで鹿島の監督を務め、就任1年目の2000年に史上初となるJリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の3冠を達成。指揮した6シーズンでJリーグ2回、ナビスコ杯2回、天皇杯1回の計5タイトルを獲得した。
2013年から8年ぶりに鹿島の監督に復帰したが、2013年はリーグ戦で5位に終わるなど、7シーズンぶりの無冠に。昨季もリーグ戦は3位、ナビスコ杯はグループリーグ敗退、天皇杯も2回戦敗退となり、2シーズン連続の無冠に終わっていた。今季も第1ステージは6勝4分7敗の8位。ACLはグループリーグで敗退し、第2ステージも第3節を終えて1勝1分1敗と苦しんでおり、年間順位でも首位・浦和に勝ち点19差をつけられた8位に甘んじている。
石井新監督は1992年から1997年まで鹿島でプレー。現役引退後は鹿島ユースのコーチ、トップチームのフィジカルコーチをへて、2012年からトップチームのコーチを務めている。鹿島の歴代監督でブラジル人以外の監督は、1998年と1999年に監督代行を2度務めた関塚隆氏を除けば、1992年から1994年まで指揮を執った初代監督の故・宮本征勝氏以来となる。