日刊鹿島アントラーズニュース
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2015年10月2日金曜日
◆日本代表メンバー発表 ハリルホジッチ監督会見要旨(ゲキサカ)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?173236-173236-fl
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は1日、都内で記者会見を行い、8日に中立地のオマーンで行われるW杯アジア2次予選・シリア戦、13日にイラン・テヘランで行われる国際親善試合イラン戦に臨む日本代表メンバー23人を発表した。
以下、ハリルホジッチ監督の会見要旨
●バヒド・ハリルホジッチ監督
「今から選手のリストを発表する。シリアとはオマーンのマスカットで対戦する。その5日後にテヘランでイランと試合をする。とにかく勝利を続ける。特にアウェーでの試合はそう。おそらく今年の試合の中で、この試合が一番難しいのではないかと思う。シリアは今のところ我々のグループの1位にいる。彼らはこの予選をうまくスタートさせた。3戦3勝だ。13得点で、失点はゼロ。我々にとっては非常に難しい試合になると思う。しかし、日本代表には素晴らしいクオリティーと経験がある。我々もしっかり自信を持って、我々の道を続け、そして勝利を続けようと思う。とにかく勝つ勝つ勝。毎回、可能性がある限り勝ちにいく。この勝利の文化を植え付けたいと思っている。さらに自分たちに自信を持って、もちろん相手はリスペクトしないといけないが、自分たち自身もリスペクトして戦っていきたい。
そして、ラグビーの監督の話もしないといけない。ラグビーの監督は(W杯までに)5か月間、準備をしたと言っていた。私もやはり5か月欲しい。来た。オーストラリア人コーチは『5か月後に南アフリカに勝とう』と言ったという。これは私たちが急に世界一になろうと言っているようなものだ。日本の人たちは狂った人が来たと言ったらしい。しかし、彼らはものすごいトレーニングし、5か月間かなりの苦労をし、最後にはすべてが報われた。日本のラグビー界の歴史にかなり大きな結果を残した。彼らのコーチが口にしていた『日本人はリスペクトし過ぎた』というフレーズがある。我々の選手にもそれを感じることがある。それもあって私の口からはいつも『勝利』という言葉を発している。『勝つよ、そのための準備だよ』といつも言っている。
今回の2試合の話だが、20人のフィールドと3人のキーパーを選んだ。少し変更もある。それはケガが原因だ。昨日まで2人または3人の疑わしい選手がいたので、それに関して考えていた。この2、3日かけてテクニカルスタッフ、メディカルスタッフで選手と密にコンタクトを取り、現地のメディカル、ドクターともコンタクトを取ってきた。そして今日決断した。先ほどまで(酒井)宏樹のことをずっと考えていた。それから湘南の遠藤(航)。残念ながら2人ともケガがあるということで、このリストには入れていない。
3人のキーパーから始める。西川、東口、六反。向上を続けている選手だと思う。昨日は東口の良い試合もあった。もちろん、川島永嗣のことを忘れたわけではない。しかし、残念ながらまだ彼はクラブを見つけていない。今現在、ベルギーで練習をしていると聞いている。彼とはコンタクトを続けている。まだ完全に自分のメンタルを回復したわけではないので、それもあって彼を元気づけるために電話している。できる限り早くクラブを見つけてほしいと思っている。
DFにいく。センターバックは吉田、丹羽、槙野、森重。右サイドバックは(酒井)高徳、そして新しく塩谷を呼んだ。彼も時間をかけて追跡している選手だ。ケガを抱えていて、そのために中国にも呼ぶことができなかったが、今回は自分のクオリティーを見せる良い機会だと思う。彼がこの場所にいることを証明してほしい。私にとって彼は非常に興味深い選手で、自分のクラブでは少し真ん中でプレーしているが、我々のオーガナイズとは少し違うシステムだ。ここでは右サイドバックとして競争してほしいと思っている。テクニックのクオリティーも良いものを持っているし、パワーも十分にある。私がチャンスを与えるメリットは彼にはあると思う。彼に良い機会を与えたいと思う。
長友、米倉は左サイドバック。高徳と長友に関しては(所属クラブで)長い時間、プレーしているわけではない。しかし、彼らのプロフェッショナルな意識は十分理解している。普段のトレーニング以上のトレーニングをいつもやってくれている。そして自分のパフォーマンスを維持してくれている。ただ、まだ自分の席を取れているわけではない。もちろん、私が彼ら以上のパフォーマンスを出す選手を見つければ、彼らの席はなくなる。それもあって彼らを元気づける、勇気づけるために常にコンタクトを取っている。
中盤にいく。長谷部、山口。長谷部に関しては多くを語る必要はないと思う。かなり重要な選手だ。山口も少し問題を抱えている選手だ。少しケガがあると聞いている。彼もケガを抱えたままプレーを続けて、まだ完治していない。このような治療の仕方に私は満足していない。少しケガをしている選手がプレーを続けてしまうと、また違う問題が発生してしまう。大きなケガにもなりかねない。選手自身もクラブもプレーしてほしいと思っていると思うが、前回は槙野を呼んだがすぐに帰した。日本代表で呼びたい選手というのは100%の準備ができている選手だ。過去に100%ではない選手を呼んでしまって、私が間違えたかなというときもあった。ただ、今のところ山口に関してはレポートで問題ないというのが来ている。山口は特にアウェーで重要な選手になる。
また新しい選手だが、柏木。中国に呼びたかったが、ケガをして、それが叶わなかった。彼も時間をかけて追跡している選手だ。ボールも奪ってほしいが、特に後ろからの組み立てに参加してほしい。私たちの中盤には左利きが少ないので、彼の左足が有効になるのではないか。塩谷にしても柏木にしても何試合かA代表には参加しているが、また新しい出発をしてほしいと思っている。塩谷と同じで彼のクオリティーを見せてほしい。責任を持ってクオリティーを見せてもらう時期に来ている。
柴崎だが、ケガから復帰後、まだ自分のトップパフォーマンスに戻っていない感じがしている。クオリティーはかなりのものがあるので、まだまだ向上させる余地があると思う。彼のクオリティーは高いので、私はいつも頭の中に入れている。香川は素晴らしいシーズンを送っていると思う。自分が活躍するべきプレーを発見したのではないか。それは得点を取る、取らせるというところだ。昨年よりも非常に良くなっていると思う。
清武だが、手術後、戻ってきた選手だ。2、3日前に彼と話をした。復帰後3試合目が一番疲労がたまる時期だが、自分のクラブが良くない順位にいるので、ずっと試合に出続けている。彼もまだ自分のトップパフォーマンスに戻っていない。ただ、彼とディスカッションをする中で彼をここに呼ぶことを決断した。彼もクオリティーは高いし、特にビルドアップのところ。前節、彼は得点を取った。ただ、まだパフォーマンスを戻すには数試合必要だと思う。彼には一緒に来てもらい、現地でいつどこでプレーするか考えたいと思う。
今挙げたのが、3人の守備的MFと3人の攻撃的MFだ。我々の特徴だが、テクニックのある選手を選んでいる。テクニックを使う選手。我々のベースになるのはテクニックのクオリティー。それを続けないといけない。もちろん、彼らよりもフィジカル的に強い選手はいる。例えば遠藤もリストに挙げていた。パワーとテクニックを兼ね備えた選手だったので重要だったが、今回は選んでいない。
それではFWにいく。本田は前節、試合に出ていないが、何試合か良い試合をしたと思う。イタリアでは競争が激しいので、そんなに心配していないが、おそらくそういう厳しい状況の中でパフォーマンスを上げているのではないかと思う。もちろん彼の一番の目的は席を奪うということだ。
南野は新しい選手。若い選手だが、ザルツブルクでプレーしている。初めて我々と一緒にプレーするが、彼も時間をかけて追跡している。霜田のほうが2週間かけて彼を見てくれたし、非常に面白い選手だと思う。現代フットボールに適応するアタッカーだと思う。右も左もできるし、効果的なプレーができる。ゴール前にしっかり現れてくる選手。ゴール前でしっかりフリーになってフィニッシュに顔を出してくれる。彼のプレーで一番面白いのはボールがないところの動き。常に得点を取る、もしくは取らせるポジションにいる。リーグ戦でもカップ戦でも点を取っている。数年後には日本代表にとってものすごい効果的な選手になっていると思う。今のところ我々はゴール前の効率性でハイパフォーマンスになっていないので彼が必要だ。彼にとっては良い機会になると思う。永井も少しケガをしているから、その代わりではないが、彼に期待している。まだ20歳だし、若い世代も信頼して使いたいと思う。若い世代でもうまい選手がいれば、躊躇なく入れたいと思う。
左は原口。彼も毎節試合に出ている選手だ。そしてどんどん自信を付けている選手だと思う。彼もチームにとって重要な選手になりつつある。宇佐美ももちろんいる。良いシーズンを送ってくれたと思う。向上していると思う。能力がある選手だ。先日、彼とハーフタイムに話したが、しっかり私のメッセージを理解してくれているし、彼がやってくれているトレーニングにも満足している。
岡崎。彼のクラブは良いスタートを切った。厳しくてパワフルでデュエルのたくさんあるリーグを戦っている。彼も何点か取っているが、もっともっと取ってほしいと思う。それは岡崎だけでなく、全選手に求めたいが、より効果的になってほしいと思っている。それから武藤。彼も全試合出ている。そして決定的な機会をつくっている。ゴール前のところではまだまだ冷静さ、集中が足りないが、真ん中のところで岡崎と武藤で競争してほしいと思う。武藤はドイツでは2トップでプレーしているが、彼はサイドでもプレーできる選手だと思っている。
これが23人のメンバーだが。オマーンで合流する選手もいる。ヨーロッパの選手は直接オマーンに行ったほうが早いのでそうしている。バックアップメンバーは8人用意している。DF、MF、FWという形で準備している。このバックアップメンバーに関しても、ギリギリのところでケガ人が出た場合にすぐ来れるように準備してもらっている。シリア戦は非常に厳しい戦いになる。非常に強いチームだと思う。リアリストであり、効果的だと思っている。何人かは185cm、190cmという高い選手もいる」
―シリアの印象は? イラン戦は新しい選手をテストするのか?
「シリア戦は数試合見た。ここに持っている分析はシリア戦に向けた準備だ。個人個人の長所、短所までもう分かっている。全部で7、8試合見た。どのようにプレーするか、だれがプレーするかはほぼ予想している。何人か良い選手がいる。特に驚いているのはゴール前の効果性、リアリストなところだ。彼らにはそんなに多くの決定機が必要ではない感じがする。我々にとっては良いテストになるだろう。自分たちがどのようなレベルにいるかを知るうえでだ。我々が準備しないといけないのはしっかり戦えるチーム。勝つトライをしようと言えるチームだ。
2試合目(イラン戦)についてだが、何人かの選手をトライしたい。親善試合なのでリスクを取る。何人かの選手の可能性を見たい。そして彼らに適応してもらいたいと思っている。ただ、プレゼントではない。機会を与えるが、資格のある選手にしか機会は与えない。テレビで見ている監督像と実際に働く監督像は違う。例えば、私は米倉を左サイドで使ったが、彼は戦える選手、デュエルのできる選手と見た。さらにトレーニングで彼は前に行くところを見せてくれた。彼は自分のクラブで右サイドをやっているが、グラウンド上で彼を見たとき、左サイドでかなりの可能性があると感じた。特にオフェンス面でだ。戦う意識と100%のスプリントが素晴らしい。
イランでは8万人入るかもしれないし、プレッシャーもあるかもしれない。そのときにこそ選手がどのようなパフォーマンスをしてくれるかハッキリ見えると思う。まずはそこに行ける資格があるかどうか見せてくれないといけない。南野や塩谷を初めて呼んだが、テレビで見る彼らとトレーニングで見る彼らは違う。グラウンド上で私の知識がさらに増えることになる」
―9月の試合では得点力不足を解消したように見えたが、今度の試合ではどんなところを攻撃面で植え付けたいか?
「我々のアイデンティティーを探しているところだ。我々の持っている長所で勝負しようということだが、今のところロングボールをゴール前に放り込むというのは我々のアイデンティティーはない。できるだけグラウンダーのパスで仕留めていこうと。特に背後へのボール。背後にフリーで走るということ。そして3人目を使う、4人目を使う、リターンを使う、サイドチェンジを使う。いろんなバリエーションを持つ。それをグラウンダーのプレーで、スピードを伴ってやりたい。まだ何人かの選手が素早くこれにアダプト(適応)していない。
攻撃のプレーでもっとリズムの変化も付けたい。それは個人のプレーにもよるし、組織のプレーにもよるが、我々が攻撃しているときでさえ、我々のブロックを高めに上げたいと思っている。このようなタイプのプレーを我々はするべきではないか。シリアはA代表の試合をたくさんしているわけではない国だ。そうすることで彼らに問題が起こせるのではないかと思う。今日はディテールには入らないが、多くのアイデアを持っている。今、私の問題は疲労回復がどれだけできるかということだ。
シリアはすでに昨日から合宿を始めている。そして明日、オマーンと親善試合をする。フィジカル的に我々よりフレッシュな状態で臨んでくるだろう。我々のチームには火曜の朝に到着する選手もいる。みなさんがこの状況をどのように思うか分からないが、これは私にとって大きな問題だ。これに関してはかなり不安を抱いている。
さらに不安なのは、国内リーグにケガを抱えた選手が多いということだ。特に筋肉系の問題を抱えている選手が多い。どこに問題があるかはすでに理解している。そして私は警告を何度か叫んでいる。国内リーグの人たちにはもっとトレーニングしてくれという話をしている。ラグビー日本代表で指導しているフィジカルトレーナーに話を聞くと、『日本のチームはフィジカル的にかなり良い準備ができた』と。フィジカル的に良い準備ができていないと大したことはできない。ちょっとしたケガでも問題が起きる。私はそれがどういった原因で来ているか分かっている。
そういった問題を抱えている選手には個人的にメッセージを伝えている。プレーしないようにということではなく、個人のトレーニングをしっかりしてほしいと。そうしないと自分の立場を失うぞと。それから移動に関して注意しなさいと伝えている。私たちは長い距離を移動したとき、メディカルスタッフも協力して、できるだけ早く疲労回復できるように調整している。アイスバス(水風呂)につかる道具も用意している。それはできるだけ素早く効果的に疲労回復するためだ」
―理想のチーム像に何%まで近づいたのか?
「まず言わないといけないのはアフガニスタン戦、カンボジア戦から判断するのは難しいということだ。彼らは本当の守備固めをしてきた。カンボジア戦に関してもアフガニスタン戦に関しても、もっと点が取れたのは事実だ。毎試合かなりの決定的なチャンスをつくっている。そこが我々の伸びるところだ。守備の面では徐々にかなり面白いレベルに来ていると思う。この2試合とシンガポール戦を含めた3試合で、相手は我々の16mの中に到達していない。我々のプレッシャーのキャパシティーがどんどん上がっているということだ。我々が存在感を十分に見せつけているということだ。攻撃面はもっと効果的にならないといけない。アフガニスタン戦で6点取ったが、もっと点が取れたと思う。
ただ、こうしたことを判断するのは難しい。今回のシリア戦、イラン戦のあとに、より正確な情報を得られると思う。彼らはより強いチームで、より攻撃してくるチームだ。我々に問題を起こしてくると思う。この2試合のあと、我々の分析がより真実に近づくのではないかと思う。そのときみなさんの質問にもより答えられるようになると思う。
我々は徐々に向上していくと思う。今はそこまで強くないとみなさん思っていると思う。最終予選のほうがもっと厳しいと。そして予選を突破すれば、本大会はもっと強い相手になる。それはみなさんが正しい。3段階あり、4段階目でW杯で何かを成し遂げる。この段階を徐々に徐々に乗り越えていきたい。毎回繰り返しているが、継続したトレーニングがなかなかできないことが問題だ。
向こう(オマーン)に着けば一回はトレーニングができるかもしれないが、まずは疲労回復、休息から入らないといけない。おそらく一回の戦術トレーニングはできると思うが、向こうでは個人との対話、グループでの対話、全体のディスカッションも大事になってくると思う。そこでダイレクトに選手にメッセージを伝えられたらと思う。このチームは向上するし、向上しなければいけないと思っている」
―縦に速い攻撃というのは浸透し、戦術の引き出しに入ったと思うか?
「フットボールで一番難しいのは前に行くことだ。あるときには我々はかなりハイレベルなシチュエーションをつくっている。オフェンスの展開で数人の選手が関わっている状況がかなりある。特にワンタッチを使ったときだ。前を向いたプレーのときに、よりパスコースが生まれる。毎試合かなりの決定機をつくっている。そのあとにゴール前のクオリティーの話をしないといけない。そこは向上する余地がかなりある。選手にもこのことは話している。攻撃でどのゾーンに入っていかないといけないか。動きながら、スプリントしながら入ってくれと。最後の動きが大事なんだと。最後にどの足を使うか、どの視野を確保するか、シュートを打つ前にキーパーの情報を受け取っているか。よりアグレッシブになってほしい。もちろん、すべてのデュエルに勝てるわけではない。自分の体も使えるのではないか。相手に分からないように体を使う。そしてゴールを取る。
まだ私に理解できていないことがある。日本に着いてからずっと言っているが、まだ我々がPKをもらっていないということだ。これはまだ理解できていない。私たちは常に相手の16mの中に入っているが、まだ一回もPKの可能性をもたらしてくれていない。各試合、20回ぐらいのビッグチャンスをつくっている。このことはまた話さなければならない。それからFK。FKのテクニックはかなりあると思う。あとはゴール前に動きながら入る選手を見つけてほしい。FKでより得点を取りたいと思っている。現代フットボールでは35%、FKから得点が入っていると言われている。我々は0%。それを選手に強調したい。それらに関して、彼らとトレーニングする時間、説明する時間が欲しい。私はこういったビジョンを持って、より多くのことが向上できると思っているが、それをグラウンドでトレーニングしないといけない。我々の本当の攻撃のクオリティーは、我々よりも強い相手とやったときに分かると思う。そうすればよりフィジカルコンタクトも多くなるし、戦う意識ももっともたらされると思う。そうすることによって私たちのチームをよりしっかり分析できるのではないか」
―アウェーのイラン戦では戦い方を変えるのか?
「やり方は特に変えないが、おそらく選手は変わると思う。おそらく10万人近い観客が入るので、何かできるのではないかと思う。イランはFIFAランキングが上がっているチームだ。今、何位ですか?(イランは39位で、日本は55位) 我々より前にいる。かなり強いチームだと思っている。良いテストになると思う。もちろんこの試合に勝つことをトライするが、ここでこそ本当のメンタリティーが見えるのではないかと思う。親善試合だとしても、イランは勝ちに来るだろう。我々も勝つ可能性が高いチームを向けたいと思う。
もちろんディテールに関しては現地で考えていくが、今、私がしっかり集中したいのは一戦目(シリア戦)。なぜなら、この一戦目は絶対に勝たなければならないからだ。ここで悪い結果が出てしまえば、1位がなくなってしまう(可能性が高まる)。シリアは我々のグループで1位にいる。そしてゼロ失点だ。我々より効果的なゴールも決めている。つまり相手をリスペクトしなければいけない。我々にとって一番難しい試合が来たと言えると思う。そして一番重要な試合だと思う。まずはこの試合を終わらせてから、イランの話をしたいと思う。シリアに関する準備は2週間以上前からしているが、ここにすべての分析がある。数試合見たし、すべて理解できているはずだ。今度はチームと一緒にトレーニングをして、勝つ準備をするだけだ。しかし、これは簡単な仕事ではない」
(取材・文 西山紘平)
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