日刊鹿島アントラーズニュース
Ads by Google
2015年11月11日水曜日
◆【奥野サッカー道】「2ステージ制」時代の流れ(報知)
http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20151110-OHT1T50180.html
Jリーグでは今季、11年ぶりに2ステージ制が導入されました。2ndステージも残り1試合。私は、Jリーグがスタートした当初のことを思い出します。
私が所属していた鹿島アントラーズは、1993年第1ステージ優勝を果たし、強豪クラブとしての第一歩を踏み出しました(年間順位は3位)。各ステージ優勝とチャンピオンシップの3つの見せ場、そして万人にも分かりやすく親しみあるものにする目的からも引き分けのないスタイル(延長Vゴール、PK方式)が採用されました。どのチームにも優勝のチャンスがある。選手である我々は、ステージ優勝を目標に励んだ記憶があります。
しかし、チーム数が増えた95年シーズンは、リーグ戦が年間52試合に増えました。週に2試合のタイトスケジュールと移動の多さに加え、90分間で決着しない場合は延長戦30分プラスPK戦…。過酷な環境と消耗で低いパフォーマンスしかできない状況になってしまいました。想像してみてください。120分戦った後にPK戦で敗れたときの選手、サポーターの気持ちを…。しかし、その2、3日後には次の試合が迫っています。すぐに気持ちを切り替え、次の試合に向かわねばならないのです。
96年に初めて導入された1ステージ制は、日程的な面からも選手として良い仕事ができたという印象があります。
今年の2ステージ制は、時代の要請に従っての変更だと思います。選手の高いパフォーマンスは当然のこと、周囲の環境や状況(サポーターの喜び、クラブとリーグの発展)にとって理想的な形は、時代と共に変わっていきます。選手や関係者、サポーターはそれを当たり前としてとらえ、楽しむことが重要だと思います。(前山形監督・奥野僚右)
Ads by Google
日刊鹿島
過去の記事
- ► 2024 (1109)
- ► 2023 (1261)
- ► 2022 (1152)
- ► 2021 (1136)
- ► 2020 (1404)
- ► 2019 (2168)
- ► 2018 (2557)
- ► 2017 (2892)
- ► 2016 (2193)
- ▼ 2015 (1859)
- ► 2014 (2464)