日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年4月3日日曜日

◆川崎Fと鹿島の白熱の上位対決は1-1ドロー…川崎Fは浦和に首位明け渡す(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?186411-186411-fl



[4.2 J1第1ステージ第5節 川崎F 1-1 鹿島 等々力]

 J1リーグは2日、第1ステージ第5節を各地で行った。等々力陸上競技場では1位川崎フロンターレと3位鹿島アントラーズが対戦。鹿島が前半27分にMFカイオのゴールで先制したが、同36分にMFエウシーニョのゴールで川崎Fが追いつき、上位対決は1-1の引き分けに終わった。

 ここまで3勝1分と唯一の無敗で首位に立つ川崎Fは、ポルトガル遠征から戻ったU-23日本代表DF奈良竜樹、代表を負傷離脱したFW小林悠らが先発に名を連ねた。一方でFW大久保嘉人がベンチスタートとなり、代わりにFW森本貴幸が入っている。対するナビスコ杯でまさかの2連敗を喫した鹿島は代表勢が先発起用されている。

 鹿島は前半24分にDF植田直通のパスが味方に当たってMFエウシーニョにシュートまで持ち込まれるもGK曽ヶ端準がキャッチしてピンチを免れると、同27分に先制に成功する。右サイドのDF谷口彰悟のクリアボールがゴール前上空に舞い上がり、奈良が落下地点の憶測を誤ったところをカイオが見逃さず、右足ダイレクトで押し込み、スコアを1-0と動かした。

 ミスから先制点を献上した川崎Fだが、前半36分に同点に追いつく。MF田坂祐介のスルーパスで抜け出した小林がGK曽ヶ端準との接触を恐れず、ループシュートを放つ。ゴール方向に向かったボールは威力はなかったが、エウシーニョが無人のゴールに押し込み、1-1。アディショナルタイム2分にはMF遠藤康の強烈ミドルが枠をとらえたが、GKチョン・ソンリョンの好セーブで前半を終えた。

 後半最初にチャンスを作ったのは鹿島。後半5分、FW金崎夢生のパスをPA内左で受けたカイオが縦に仕掛けてマイナスに折り返す。フリーで飛び込んだ遠藤が左足で合わせるもゴール上に外れ、決定機を逃す。一方で川崎Fはベンチスタートの大久保を後半13分に投入し、逆転に向けて攻勢を強めた。

 お互いに前への意識が高く、中盤に多くのスペースが生まれてオープンな展開となる。鹿島は後半22分、23分と立て続けに金崎と途中出場MF土居聖真のコンビでゴールに迫る。同32分にも決定機が訪れたが、DF山本脩斗がオーバーラップから折り返したボールに土居が右足で合わせるも枠を外れ、土居は悔しそうに地面を叩いた。

 後半37分には川崎FがMF中野嘉大、鹿島がFW鈴木優磨が投入し、最後のチャンスにかける。同45分には、鹿島の鈴木が決定的なヘディングシュートを放つもGKチョン・ソンリョンが得点を許さず、1-1のまま試合は終了。お互いに勝ち点1を分け合い、川崎Fは無敗をキープしたものの浦和に首位を明け渡す結果となった。

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