日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年8月28日日曜日

◆石井監督不在の鹿島、終盤に追いつき横浜FMとドロー 代表落選の金崎はフル出場も不発(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160827/485598.html?cx_cat=page1



 2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第10節が27日に行われ、横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが対戦した。

 前節、FC東京に敗れてセカンドステージ初黒星を喫した5位の横浜FMは、ステージ優勝に向けて勝ち点3獲得が必須となる。先発にはMF齋藤学、FW伊藤翔らが起用された。対する鹿島はセカンドステージで苦戦を強いられ、現在9位。前節、途中交代を命じられた際に石井正忠監督に対して激高したことを問題視され日本代表から落選したFW金崎夢生がスタメンに名を連ねた一方、石井監督は体調不良によりベンチ入りせず、この試合は大岩剛コーチが指揮を執る。

 最初に決定機を作ったのは横浜FM。10分、エリア内でボールを受けた齋藤がドリブルで右方向へ流れてDFを引きつけ、右足でクロス。ゴール前でフリーとなった伊藤が右足ボレーで合わせたが、シュートは惜しくもクロスバーを叩いた。

 対する鹿島は11分、小笠原満男のスルーパスでエリア内左に抜け出した金崎がGKと一対一となったが、ここはGK榎本哲也に阻まれた。

 試合が動いたのは28分。金崎からのスルーパスでディフェンスラインの裏を取った鈴木優磨がワントラップから左足でゴール右隅に流し込み、鹿島が先制に成功した。鈴木にとっては3試合連続ゴールとなった。

 横浜FMは42分、セットプレーの混戦から金井貢史が押し込んでネットを揺らしたが、ここはオフサイドの判定でノーゴール。それでも45分、左サイドからドリブルでカットインした齋藤がシュート性のクロスを入れると、ゴール前の伊藤が右足で合わせ、前半のうちに試合を振り出しに戻した。

 後半に入り61分、鹿島はエリア内でルーズになったボールを金崎が左足でループシュートを放ったがクロスバーの上へ外れた。75分には、高い位置でボールを奪うと、鈴木が飛び出していたGKの位置を見てループシュートを選択。しかしわずかに枠の上に外れた。

 次のゴールが決まったのは終盤に差し掛かった81分。カウンターを仕掛けた横浜FMは、敵陣でボールを持った齋藤がドリブルで持ち上がると、DFをかわしてエリア内に侵入。最後はGKとの一対一を制してゴール右にシュートを流し込んだ。

 だが、逆転に成功した横浜FMはリードを守り切ることができない。85分、右サイドからのクロスがファーに流れると、鈴木が折り返したボールをゴール前のファブリシオが右足で押し込み、鹿島が同点に追い付いた。

 試合は結局このまま2-2で終了。互いに譲らず勝ち点1を分け合うこととなった。

 次節、横浜FMはベガルタ仙台と、鹿島は柏レイソルとそれぞれ敵地で対戦する。

【スコア】
横浜F・マリノス 2-2 鹿島アントラーズ

【得点者】
0-1 28分 鈴木優磨(鹿島)
1-1 45分 伊藤翔(横浜FM)
2-1 81分 齋藤学(横浜FM)
2-2 85分 ファブリシオ(鹿島)

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