http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161125-OHT1T50303.html
浦和のＦＷ李忠成（３０）が“賞金稼ぎ”になる。さいたま市内で２５日、年間優勝を決めるチャンピオンシップ（ＣＳ）決勝（２９日、１２月３日）の対戦相手が決定後、初練習。ＦＷ興梠に並ぶ通算３得点をマークする鹿島戦に向け「自分は相性がいいので、鹿島が来て良かった。ＭＯＭ（マン・オブ・ザ・マッチ）も賞金が出るし、ＭＶＰも狙っていきたい」と個人賞を総なめにする活躍を誓った。
記憶に新しいのが、１０月１５日のルヴァン杯決勝・Ｇ大阪戦だ。１点を追う後半３１分に途中出場し、直後の右ＣＫからファーストタッチで同点ヘッドを決めた。チームはＰＫ戦の末、１０年ぶりの国内主要タイトルを獲得。李は試合前に選手の前で「俺がＭＶＰになる」と宣言した通りのプレーで大会ＭＶＰを受賞し、賞金１００万円を獲得した。
１０得点を挙げた今季、９月以降は勝負強さを生かしたジョーカーとして存在感を発揮してきた。ＣＳでも「途中出場の選手が大きな役割を果たすと思う」とイメージはできている。ＭＶＰと２試合ともにＭＯＭに輝けば、賞金総額は２００万円。悲願の年間優勝へ導くことで“冬のボーナス”もゲットし、バラ色のオフに変える。（林 直史）