明治安田J1第4節第1日(18日、IAIスタジアム日本平ほか)2連覇を狙う鹿島は清水に3-2で勝ち、3連勝で勝ち点を9に伸ばした。0-2から日本代表DF植田直通(22)らの3ゴールで逆転した。神戸は磐田に1-0で勝ち、開幕4連勝で首位を守った。3年ぶりにJ1のC大阪は鳥栖に1-0で勝ち、初勝利。5年ぶりにJ1復帰の札幌、甲府もそれぞれ今季初白星を挙げた。大宮は開幕4連敗となった。G大阪-浦和は19日に行われる。
やられたらやり返す! 日本代表DF植田が気合の一発。後半29分、MF遠藤の右FKに合わせジャンプ一番、打点の高いヘディング弾。ゴール左隅へ決め、左手の親指をつき上げてアシストした遠藤に「ナイス」と合図を送った。
「うちにはいいキッカーがいる。いいボールがきて、あとは触るだけだった」と植田は納得の表情を浮かべた。
前半41分、クリアボールを相手に当ててしまい、そのままボールを奪われ失点。責任感の強い植田は「絶対に取り返してやろうと思っていた」と名誉挽回のときを待つと、0-2の後半29分に反撃ののろしとなる得点をマーク。息を吹き返した鹿島は5分後にFW鈴木が同点弾、同40分には途中出場のFW金崎が追加点を奪い、3-2で逆転勝利した。
植田は、14日のアジアチャンピオンズリーグ・ブリスベン(豪州)戦で今季初得点をマーク。公式戦2戦連続得点となり、「(ゴールへの感覚は)もうつかんだ。今年はかなり(点が)取れるかな」と手応えを得た様子だ。
試合後は日本代表に合流するためにDF昌子とともに成田空港へ移動。同代表では控えに甘んじているが、バヒド・ハリルホジッチ監督(64)も1対1の強さを高く評価している闘争心あふれるDF。「勝って代表にいけるのはいいこと。これから戦いが始まるので、しっかりと心の準備をして臨みたい」。植田が23日のロシアW杯アジア最終予選・UAE戦に目をやった。
http://www.sanspo.com/soccer/news/20170319/jle17031905030009-n1.html