[9.9 J1第25節 鹿島1-0大宮 カシマ]
首位鹿島アントラーズがホームで16位大宮アルディージャに1-0で勝利した。鹿島は無失点での3連勝を達成し、2位以下にプレッシャーをかける勝ち点3を獲得。敗れた大宮は2試合ぶりの黒星で3戦未勝利(1分2敗)となった。
鹿島は前節・C大阪戦(1-0)から先発4人を入れ替え。DF伊東幸敏が5試合ぶり、MFレオ・シルバとMF遠藤康が3試合ぶり、FW金森健志が13試合ぶりにスターティングメンバーに名を連ねた。対する大宮は前節・広島戦(1-1)からの変更は1人。DF河本裕之に代わり、DF山越康平が2試合ぶりに先発復帰した。
序盤から鹿島が優位にゲームを進める中、前半12分に大宮がビッグチャンスを得る。DF山本脩斗が食いついてできた右サイドのスペースにDF奥井諒がボールを流し込むと、受けたMFマテウスはDF昌子源のカバーリングによってドリブル突破を阻まれるも、こぼれ球に走り込んだ奥井が間髪をいれずに右足で鋭いクロス。DF伊東幸敏とDF植田直通の間にうまくポジションを取ったFW江坂任がフリーでヘディングシュートを放つが、GK曽ヶ端準に足で防がれた。
一瞬ヒヤリとした鹿島は前半33分、相手のゴールキックをカットし、縦に速い攻撃を繰り出す。中央をドリブルで持ち運んだFW金崎夢生は左に開いた金森に預け、足を止めずにPA内へ進入。金森が2人にマークされながらも左足で折り返し、フリーで待ち受けていた金崎が右足でゴール左隅を射抜いた。金崎は日本代表落選の鬱憤を晴らす2試合ぶりの一撃で、キャリアハイに並ぶ今季10得点目を記録。大宮は耐え切れずにビハインドで前半を折り返した。
後半に入っても鹿島のペースは変わらない。後半9分には金崎が左サイドのハーフウェーライン付近でボールを受け、意表を突いたロングシュート。前に出ていたGK加藤順大は下がりながら右手でなんとか触り、追加点を許さず。反撃に出る大宮は同40分、MF茨田陽生が奥井とのパス交換からPA手前中央で左足を強振。しかし、GK曽ヶ端のビッグセーブに遭い、そのまま鹿島が1-0で逃げ切った。
金崎が“鬱憤”晴らす今季10点目!!首位鹿島が大宮に貫禄勝ちで3連勝