G大阪が、今季限りで退任する長谷川健太監督(51)の後任候補として、元鹿島監督のトニーニョ・セレーゾ氏(62)を調査していることが8日、分かった。
元ブラジル代表MFのセレーゾ氏は2000~05年、13~15年7月まで鹿島を率いた。00年の国内3冠を含めて8年半で計5つのタイトルを獲得。J1通算141勝は外国人監督で歴代3位だ。現在はフリーで、本人は日本で指揮を執ることに意欲を示している。この日、大阪・吹田市内でG大阪の山内隆司社長(60)が「(Jリーグを知っている指導者は)選択肢の一つ。(長谷川監督を)超えられる監督。アジアで勝てるところを目指したい」と描いた理想の監督像に近い実績の持ち主だ。
J3のG大阪U―23を率いる元日本代表主将の宮本恒靖監督(40)やG大阪ユースの実好礼忠(のりただ)監督(44)、ほかの外国人監督らも候補で、今後は本格的に人選を進めていく。
◆トニーニョ・セレーゾ(本名カルロス・アントニオ・セレーゾ)=Antonio Carlos Cerezo=1955年4月21日生まれ。62歳。現役時代はブラジル代表で活躍し、80年代には日本代表ジーコ監督、ソクラテス、ファルカンと「黄金の中盤」を形成。ASローマ、サンプドリア時代はセリエA初制覇も達成した。鹿島は2000~05年、13~15年7月まで2度率いた。00年の国内3冠を含め8年半で5冠。J1通算141勝は外国人監督で歴代3位。
【G大阪】新監督候補に元鹿島・セレーゾ監督を調査