サッカーの第97回天皇杯は20日、16強による4回戦が各地で行われる。浦和は19日、さいたま市内で非公開練習を行い、鹿島戦に備えた。来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得するためにも11大会ぶり3度目の優勝を目指しており、DF森脇良太(31)は「全てをぶつける」と気合を入れた。また、3試合連続でJクラブを破った筑波大は大宮と対戦。Jリーグ発足後では初となる大学勢の準々決勝進出を狙う。
約1時間の非公開練習を終え、DF森脇は充実の表情を浮かべた。「リーグ戦は中位に甘んじている。天皇杯は来季のACLの出場権を勝ち取ることができますし、持てる力の全てをぶつけたい」。残り8試合となったJ1は8位。首位の鹿島とは勝ち点差18でACL出場権を獲得できる3位の柏と10差。来季もアジアでの戦いを続けるためにも天皇杯を取る必要がある。
23日間で7試合を行うハード日程の4試合目。森脇は3試合連続フル出場しているが、「連戦はたくさん経験していますので、どういう対応していいかは分かっています」と力強い。「相手は好調で攻守にバランスが取れているチーム。そこを打ち破ることが大事だと思う」。5月4日のホームでのリーグ・鹿島戦(0●1)で侮辱的発言をしたとして2試合出場停止になった後、初めての対戦となるが、ピッチに集中している。
【浦和】森脇、天皇杯4回戦VS鹿島に全てぶつける