インドネシアで開催されているAFC U-19選手権に臨んでいるU-19日本代表。19日に行われた北朝鮮との開幕戦を5-2で制して、白星発進となった。翌20日の練習では先発した11人と63分からピッチに立った宮代大聖がホテルでコンディション調整となり、残った11名が練習場で汗を流した。
練習後、鹿島アントラーズ所属のMF安部裕葵が取材に応じた。安部は北朝鮮戦では76分からピッチに立ち、93分にチーム5点目を挙げたが、「イメージでは(菅原)由勢が外側を走っていたので、そこを使うイメージだったんですけど、パスをもらった時とトラップで自然とシュートを打つ方向になったので。ゴールという一番いい形につながってよかったです」と改めて振り返る。
途中交代での出場については、「チームのために、監督から信頼されていることも自分自身わかっています。チームのために何ができるのかは、自分で把握するものだと思っているので、どういうプレーをしろという指示は特になかったですけど、自分で理解できていたので、よかったです」と、求められるプレーを表現できたと自信も見せた。
チームとしては2点を幸先よく先行しつつ、前半のうちに同点とされるバタついた展開となった部分もあったが、試合後の雰囲気については「ベンチに戻った時、(勝利したので)みんないい笑顔でした。その中で、2失点ということに対しての反省の声や表情も見られたので、いい雰囲気だったと思います」と、チームが同じ方向にしっかりと向けていると話す。
白星を手にして大会のスタートを切れたが、「僕らは全試合勝とうとしています。U-20ワールドカップの出場権獲得もそうですが、優勝を目指しているので、次の試合もしっかりとコンディションを調整して臨みたいと思います」と、力強く話している。
初戦に勝利したU-19日本代表は22日にタイ、25日にイラクと対戦。グループBの上位2カ国が決勝トーナメントに進出し、準々決勝を突破すると来年ポーランドで開催されるU-20W杯出場権を獲得する。
◆初戦は途中出場から1得点、安部裕葵「全試合勝とうとしている」/AFC U-19選手権(サッカーキング)