和製アザールとの呼び声も
3日にAFCチャンピオンズリーグ決勝第1戦でイランのベルセポリスを2-0で撃破した鹿島アントラーズ。得点を決めたのはレオ・シルバ、セルジーニョの助っ人2人だったのだが、英『FourFourTwo』が名指しで称賛したのは19歳のMF安部裕葵だった。
安部は10月18日からインドネシアで開催されているU-19アジア選手権2018にU-19日本代表の10番として参加していた選手で、来年のU-20ワールドカップ出場権獲得に大きく貢献した。本来ならば準決勝のサウジアラビア戦にも帯同するものだが、鹿島は今回のACL決勝へ安部を呼び戻す判断を下した。
U-20ワールドカップ出場権を懸けた戦いから、クラブでアジアの頂点を目指す決勝への切り替えは簡単なものではなかったはずだが、安部はベルセポリス戦も先発して69分までプレイしている。
同メディアは、「ファイナルを戦うためにU-19アジア選手権から戻ってきた安部は、第1戦で非常に素晴らしかった。爆発力がありながらも正確で、インテリジェントだった。19歳は鹿島の攻撃でキーマンとなっていた」と絶賛している。
安部お得意のドリブルでチャンスメイクする場面もあり、ハードスケジュールの中で19歳の安部はしっかりと自分の役割をこなしてみせた。U-19アジア選手権では久保建英のプレイが大きな話題を呼んだが、安部もとてつもない才能を秘めたアタッカーだ。すでに鹿島でも主力となっており、これからの日本を背負って立つことになるだろう。
◆U-19からACL決勝へ 日本の未来背負う鹿島の19歳を海外メディア絶賛(the WORLD)