2大会ぶり5度目のアジア王座奪還へ、決意をにじませた。自身2度目のアジアカップに臨む日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)は「アジアカップは優勝するしかないというか、優勝しか見えていない部分もある。その個人としての自信と決意を固めてきた。アジアNO.1の座を勝ち取りにいきたい」と強い覚悟を口にした。
柴崎は前回大会の準々決勝UAE戦で後半36分に同点ゴールを記録したが、1-1で突入したPK戦の末に敗退。1996年大会以来、5大会ぶりのベスト8敗退と苦杯をなめた。アジアの難しさを体感した経験を踏まえ、「試合の中での対応力が求められると思う」と指摘。攻守のバランスを取り、ゲームをコントロールする役割が求められるが、「なるべく日本が主導権を握るような展開を僕が導いていけるようにしたい」と力を込めた。
攻撃面では2列目のMF中島翔哉、MF南野拓実、MF堂安律の個性を生かし、連携を高めていく。「僕のボランチの位置から前線との距離感を適切に保ってサポートしていきたい」と話す一方で、総力戦であることを強調。「今は特定の3人がフォーカスされていますけど、控えにも流れを変える選手もいる。彼らがダメになった時もそうですし、そういったところの舵取りもやっていかないといけない」とイメージを膨らませた。
(取材・文 佐藤亜希子)
◆アジア王座奪還誓う柴崎「その自信と決意を固めてきた」(ゲキサカ)