日刊鹿島アントラーズニュース
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2018年12月31日月曜日
◆小笠原満男が元ブラジル代表小突き勝負優先したワケ(ニッカン)
今季限りでの現役引退を発表した鹿島の元日本代表MF小笠原満男(39)が28日、ホームのカシマスタジアムで会見を行った。記録にも、記憶にも残る名選手。日刊スポーツの歴代担当記者がその人物像を描いた。
◇ ◇
私が鹿島を担当したのは2003年の1シーズンだけだったが、印象に残る場面はいくつもあった。
同年7月5日の磐田戦。セリエAサンプドリアに移籍するFW柳沢のラストマッチだった。試合は柳沢のゴールもあり、前半で4-0。結局5-2で勝った。
試合後、スタジアムは柳沢の送別ムードでいっぱいだったが、小笠原は違う空気を醸し出していた。話を聞くと、こう言った。
「彼にとっては最後かもしれないけど、僕らにとっては最後じゃない。2点取られたことを反省しないといけない」
ムードに流されることなく、勝負へのこだわりを口にした。2歳上の柳沢をあえて「彼」と呼び、これからエース抜きで戦っていかなくては覚悟を示したように聞こえた。
当時の小笠原は24歳。血気盛んでもあった。
同年4月19日の東京V戦では、試合中にチームメートのFWエウレルの胸を小突いた。個人プレーにはしる元ブラジル代表を許せなかった。
その3日後に通訳をまじえて話し合って和解すると、こう明かしてくれた。
「こういう機会でもないと話せないから良かった。エウレルは『努力するから』と言っていた。いい話ができました。手を出すのはよくなかったけど、言い合うのはよくやっているし、けちをつけようと思ったわけではない」
数日間の小笠原の心境をおもんぱかって「つらかったのでは?」と聞くと「周りが思うほどたいしたことじゃない。これからも要求はしていきたいし」と続けた。つくづく、気持ちが強い選手だった。
そんな小笠原の性格は、チーム内でよく理解されていた。当時スカウト部長だった平野勝哉さんは「ブラジル代表を突き飛ばすんだから、時代も変わったよね」と笑い飛ばしていた。
あれから15年。引退にあたって、当社の歴代担当記者の記事を読んだ。その後も、勝負へのこだわりは少しも変わっていなかったことを再確認した。これこそが、プロの姿勢なのだと思う。
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