日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年1月22日土曜日

◆上田綺世ハットトリックで猛アピール きょう最終予選代表メンバー発表(報知)






 国内組による日本代表候補合宿は最終日の21日、流通経大と練習試合を行い7―0で大勝した。途中出場したFW上田綺世(23)=鹿島=が後半だけでハットトリックを達成。FW大迫勇也(31)=神戸=との力の差を見せつけられた合宿の最後に、東京五輪世代ストライカーが意地を見せた。カタールW杯アジア最終予選(27日・中国戦、2月1日・サウジアラビア戦)に向けてのメンバー発表は22日に行われる。

 最終予選メンバー入りをかけた実戦で、上田が猛アピールした。後半から3トップの中央で出場すると、同10分にMF渡辺のクロスに右足で合わせてチーム4点目をマーク。続く同27分にMF荒木のアーリークロスにダイビングヘッドでネットを揺らすと、とどめは終了間際だ。再び荒木からのパスに抜け出しPKを誘い、自らゴール右に突き刺した。鹿島ホットラインによる連続弾で存在感を示した。

 今合宿の練習で際立ったのは、大迫ら森保ジャパン常連の動きの良さだった。試合前日(20日)にも上田は「(大迫は)ポストプレーの質がすごく抜けてる。そこの精度は自分にはまだまだ足りない」と痛感。ここまで十分なパフォーマンスを発揮できなかった悔しさを力に変えた。

 上田は19年の南米選手権、東アジアE―1選手権では無得点。昨夏の東京五輪も負傷の影響でFW林大地に先発を譲りノーゴールに終わった。同僚の林はシントトロイデンに移籍、前田大然もJ1得点王からセルティックへとステップアップする中、自身は昨季リーグ14得点とJで結果を残した。「年始の活動がW杯に直結するとは考えてない。大会まで時間もある」と上田。巻き返しを期す23歳が代表の座をつかみ取れるか。(種村 亮)


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