
日刊鹿島アントラーズニュース
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2023年9月7日木曜日
◆Jリーグの「もったいない実力者たち」が夏の移籍で躍動 犬飼智也、マルコス・ジュニオール...などチームの穴を埋め成績にも好影響(Sportiva)

例年以上に夏の移籍が活発だった印象のある今季のJリーグ。ヨーロッパのシーズンに合わせ、夏に海を渡る選手が増えているのは、すでに近年顕著な傾向ではあったが、それにも増してJクラブ間での移籍、それも実績のある主力級選手の移籍が活発だったことは、今夏の特徴のひとつとして挙げられる動きだろう。
移籍した選手が新天地で活躍し、降格危機にあえぐクラブを救う。はたまた、優勝争いの後押しをする。そうした即効性を求め、夏の戦力補強を有効活用したクラブは少なくない。
なかでも、夏の移籍ならではの補強と言うべきは、他クラブで出場機会が限られていた選手を獲得し、即戦力として活用するケースではないだろうか。
あるいは、犬飼智也。
2018~2021年シーズンに鹿島アントラーズで主力として活躍していたセンターバックは、2022年の浦和レッズ移籍後は、ケガによる長期離脱もあって出場機会が激減。復活を期した今季もリーグ戦での出番はなく、完全に"ルヴァンカップ要員"となっていた。
だが、経験豊富な30歳のDFをシーズン途中にして獲得したのは、J2降格危機にあえぐ柏レイソル。すると、8月以降のリーグ戦全5試合に先発出場し続けた犬飼は、攻守両面で最終ラインを安定させ、チームに5戦無敗(2勝3分け)の好成績をもたらした。
「声を出してくれたり、チームをまとめるリーダーシップが必要だった」
そう語る柏の井原正巳監督は、「ディフェンスの安定感を引き出してくれる」と夏の移籍市場で獲得した新戦力を絶賛。犬飼自身も、「若い選手は自分のプレーに集中するのがベスト。自分が引っ張っていく年齢になって、そういう立場で呼ばれたのもあるし、いろんないい先輩から吸収してきたものをプレーで出せている」と、新天地での手応えを口にする。
彼らふたりに共通するのは、最近は所属クラブで出場機会に恵まれていなかったこと。と同時に、すでにJ1での十分な実績があったことだ。
ベンチ、あるいはスタンドに座らせておくだけではもったいない実力者が、こうして再びピッチでハツラツと動き回る機会を得たことは、貴重な新戦力を手にした当該クラブだけにとどまらず、Jリーグ全体にとっても有益なことだろう。
何より、選手自身がサッカー選手としての最高の喜びを味わっていることは言うまでもない。
「浦和でやっていた時は、どうしてもポイント、ポイントでしか(試合に)出られなかった。1カ月とか、 2カ月とかに1回のペースで試合に出ると、やっぱり最後は体がきつかったりする。それはどれだけトレーニングで追い込んでもうまくいかなかった。やっぱり試合に出ることが一番だなっていうのは感じている」
そう語る犬飼は、清々しい表情で「(1週間に1回という)試合のサイクルをベースに体も作っていけるようになった」と言い、「今は充実している」と笑みを浮かべる。
出番に恵まれず、くすぶっていた選手が、水を得た魚のように生き返る――。夏の移籍の醍醐味である。
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