
日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年9月25日月曜日
◆継承される鹿島の伝統芸!CB植田直通が決めた「劇的決勝点」の舞台裏(サッカーダイジェスト)
日々意識を持ち続け、練習を重ねてきたことが、ひとつ結実した。
[J1リーグ27節]鹿島 2-1 G大阪/9月23日/カシマ
何度も見たはずの光景が、久しぶりに目の前に広がった。
1点を追う後半アディショナルタイムの右CK。土居聖真から両手のジェスチャーで声量アップを求められた真っ赤なスタンドは勝ち越し機を迎え、さらに大きく揺れた。それを前方にとらえながら植田直通は「俺のところに来い。絶対決める」という決意を胸に、ゴール前に向かった。願い通り永木亮太からボールが届き、相手DFの上を行くヘディングでゴール右に決めた。5連勝に導く、決勝点だった。
「かなりアドレナリンが出ましたね。なにより優勝したいとの想いが通じた。少し前に聖真さんがスタンドをあおって、かなりの応援が聞こえていた。盛り上げてくれて、テンションが上がった。決めてやる、そういう気持ちだった」
今季は「ゴール数」にこだわり、1試合・1本のシュートをノルマに課していた。プロ入り後、まずは守備を磨くことに重点を置いた植田が初めて本格的に攻撃に目を向けた。
きっかけは、鹿島の歴代センターバックたちだ。このクラブにはチームが苦しい展開、劣勢の時でもセットプレーになると、秋田豊、岩政大樹と得点力のあるセンターバックがゴールネットを揺らし、タイトルを積み重ねてきた歴史がある。そういう存在になることを目指して意識を変えたのだという。
練習でセットプレーのキッカーと話すことが増えた。「昨年までは狙うのは大体という感じだったけど、今年からは狙いを持って練習からやれている。練習でも決める回数が増えてきていた」。今季2得点目。日々意識を持ち続け、練習を重ねてきたことが、ひとつ結実した。
鹿島がタイトルを積み重ねられる理由はたくさんある。そのなかで植田を通して浮かんでくるのは、目指すべき手本が近くにいることが挙げられる。選手としてストイックな姿勢やトレーニング方法を学ぶことは他クラブでも聞かれるが、このクラブにはタイトルを獲ってきた選手がおり、勝つために必要なことを迷わず学べる。
2位・川崎との勝点差を8に広げたが、「油断していたら足をすくわれる」と気を引き締める。
タイトル獲得に貢献し、海外に飛び立っていった内田篤人、大迫勇也、柴崎岳も同じことを口にしていた。「なぜこのクラブだけが勝てるのか。それを知りたい」と門を叩き、「良いプレーと勝つプレーは違うことが分かった。勝つための判断、プレーがある」と言って海を渡った。植田もまた、しかりである。
5連勝で2位・川崎との勝点差を8に広げた。残り試合数(7試合)を、勝点差が上回り、独走状態となった。「この状況に満足している選手はひとりもいない。油断していたら足をすくわれる。全部勝ちたい」と植田は気を引き締めた。
2001年チャンピオンシップ磐田戦の第1戦で退場者を出し、2点を追う展開でセットプレーからゴールをこじ開けた秋田豊。2008年の33節・磐田戦、後半アディショナルタイムのラスト1プレーで増田誓志の左CKから決めた岩政大樹。リーグ連覇の呼び水となった先人ふたりのように、植田の得点も3度目の連覇をたぐり寄せるゴールとなるだろうか。
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