日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年1月10日水曜日

◆内田篤人、目的と覚悟を持った鹿島復帰 クラブ愛でモチベーション維持(報知)




 欧州主要リーグからJリーグに戻る時、最も懸念されるのがモチベーションの低下だ。多くのケースでは年俸、プレーの質、強度が下がる。「100%でプレーしなくてもできてしまう」という意識の低下が一因で活躍できないことが多い。鹿島に復帰した内田篤人(29)にも当てはまるが、初練習に臨む姿を見て、言葉を聞いて、その心配がないことが伝わってきた。

 鹿島が昨季2位に終わったことを「ドイツでもずっと(鹿島を)見ていたけど、悔しかった」と受け止めた。離れていても「自分のクラブ」という意識があり、タイトル奪還を目指す今季はその姿勢を示す責任を負っている。復帰する発端となったのがロシアW杯への思い。ハリルホジッチ監督からは、日本代表入りの条件として開幕からポジションを得ることを直接告げられている。

 イタリア1部(当時)メッシーナから、07年夏に復帰した経験を持つMF小笠原は「このクラブには海外から戻ってくる選手にも競争がある。モチベーションが下がることはあり得ない。俺もそうだったけど、篤人もJで圧倒的なプレーを見せようと思っている」と話した。15年6月に右膝の手術を受けて以来、継続して試合に出場していない不安はあるが、それを超えるだけの目的と覚悟を持った復帰でもある。(内田 知宏)

内田篤人、目的と覚悟を持った鹿島復帰 クラブ愛でモチベーション維持

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