日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年1月10日水曜日

◆【高校サッカー】準Vの流通経大柏 守備の要・関川の原点は「闘将」たち(東スポWeb)




 第96回全国高校サッカー選手権の決勝が8日、埼玉スタジアムで行われ、昨夏のインターハイとの2冠を狙った流通経大柏(千葉)は、前回大会準優勝の前橋育英(群馬)に0-1で敗れ、涙をのんだ。0―0で迎えた後半アディショナルタイムに、ゴール前の混戦から痛恨の失点。試合終了のホイッスルが鳴ると、イレブンはグラウンド上にガックリと崩れ落ちた。

 頂点にはあと一歩届かなかったが、インターハイ制覇の原動力となった堅守は見せた。後半35分、相手のCKにGK薄井覇斗(3年)が飛び出したところを狙われたが、立て続けに打たれたシュートを守備陣が3本続けてブロック。抜群の集中力で前橋育英の強力攻撃陣を苦しめた。

 守備の大黒柱だったのが2年生のDF関川郁万だ。J1鹿島など複数のJクラブが注目する逸材で、世代別代表にも選出経験がある高校屈指のセンターバック。この日も試合中に右ヒザを負傷しながらも交代を拒み、執念のプレーでピッチに立ち続けた。

 試合後、関川は「悔しい。前橋育英のほうが一枚上手だった」と人目をはばからず号泣したが、MVP級の活躍だったことは間違いない。そんな関川の原点が元日本代表の“闘将”たちだ。

「小さいころにDF中沢さん(佑二=39、横浜M)や、DF岩政さん(大樹=35、関東1部・東京ユナイテッドFC)がカッコイイと思って、プレーもすごいなと思った」。自身の代名詞である闘志あふれるプレーと“メガトンヘッド”は鉄人DFたちの背中を追い続けたことによって生まれた。

「来年は必ず優勝したい。流経、そして高校サッカーの看板と言われるような選手になりたい」。流通経大柏の闘将は、さらに成長した姿で正月の大舞台に戻ってくる決意を見せた。

【高校サッカー】準Vの流通経大柏 守備の要・関川の原点は「闘将」たち

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