
日刊鹿島アントラーズニュース
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2018年3月4日日曜日
◆【町田 vs 大宮】 ウォーミングアップコラム:きっとオリンピックへのアピールにもなる! 平戸太貴の成長と結果(J's GOAL)

FC町田ゼルビアは2月25日の開幕戦をアウェイ西京極で戦い、京都サンガを2点リードして後半に入っていた。そんな良い流れで迎えた56分30秒過ぎのこと、何でもないスローインの場面で、谷本涼主審が強めの笛を吹いた。カードの出た様子はないが、平戸太貴はピッチの外に歩いて出ていく。
彼はその瞬間をこう振り返る。「『平戸くん出なきゃ』と言われて『なぜですか?』と聞いたら、『短パン間違っているよ!』って言われました」
平戸の背番号は「8」だが、なぜか彼は背番号「7」の短パンでピッチに立っていた。
J1やJ2を開催するようなスタジアムなら、基本的にはロッカールームに選手ごとの「仕切り」がある。しかし西京極はそれがなく、ウエアが机に並べられる。前半はきれいだったその配置が、ハーフタイムに多少乱れていたのだという。平戸はうっかり、隣合わせだった杉森考起の短パンを履いてしまった。
着替えは1分ほどで終了し、平戸は京都のCKとなったタイミングでピッチに復帰。チームも2-0で開幕戦を飾り、短パンの履き間違いが勝敗に影響することは無かった。
そんなご愛敬はあったが、京都戦の平戸は素晴らしいプレーを披露し、サポーターの中には彼をマン・オブ・ザ・マッチに推す人も多かった。平戸のプレスキックが得点に結びつく確率は昨季から高かったが、今年もいきなり京都戦で2アシストを記録している。
平戸自身は「流れの中でもっとボールに絡んで得点に関わりたい」と京都戦の反省を述べていた。彼はボールを奪われずにキープし、追い越してくる仲間を使う技術があり、「パス&ゴー」の出し手になれる。そこは課題というより、もっと良くなる「伸びしろ」だろう。
彼は高卒2年目の昨季、鹿島アントラーズからの期限付き移籍で町田に加入した。2017年の序盤はなかなか出番を得られなかったが、後半戦に入るとレギュラーへ定着。昨季が「ホップ」だとすれば、今季はもう一歩先への「ステップ」の年になる。
平戸は今後の抱負をこう述べる。「東京オリンピックに出たいという気持ちは強いですし、自分は試合に出て成長してアピールをするためにここへ来た。成長して結果を出して、チームを勝利に導けるようになれば、自ずと東京オリンピックも近づいてくる」
町田加入後の成長についてはこう説明する。「運動量も増えましたし、身体が大きくなって、当たり負けをあまりしなくなった。守備でボールに行くことも、前よりも成長できた部分だと思う」
彼が所属していた鹿島ユースは身体的な鍛錬という部分を見れば、日本の高校生年代で最もしっかりやっているチームだろう。ただ既にそれだけ鍛えていた平戸も、昨季はさらに3キロ体重が増えたという。
彼は言う。「試合をやっていくと、相手とぶつかることも増える。筋トレの効果もあると思うけれど、試合に出ていたということで筋肉がついた」
要は試合の中で使う実用的な筋肉への負荷が高まり、そのパーツが逞しくなったのだろう。また平戸はメンタル面についても「今年は自分がチームを引っ張るという気持ちでやっている」と変化を口にする。
町田が3月4日の第2節で対戦する大宮アルディージャは、石井正忠監督が指揮を執っている。石井氏は平戸にとってはプロ1年目に指導を受けた監督だ。
平戸はこう意気込む。「石井さんに自分が成長した姿を見せつけて、自分が勝利に貢献する活躍が出来たらいいと思います」
文:大島和人(町田担当)
明治安田生命J2リーグ 第2節
3月4日(日)14:00KO 町田
FC町田ゼルビア vs 大宮アルディージャ
【町田 vs 大宮】 ウォーミングアップコラム:きっとオリンピックへのアピールにもなる! 平戸太貴の成長と結果

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