三竿と大岩監督が昨季を思い出しながら…。
鹿島アントラーズは昨季の因縁の相手、ジュビロ磐田に勝ち切ることができず、選手たちは悔しさをにじませた。
鹿島は18日、明治安田生命J1リーグ第16節で磐田と対戦。ヤマハスタジアムということで、昨季優勝を逃した地での一戦は打ち合いの末に3-3のドローに終わった。またも、勝利をつかめず、悔しい結果となったが、大岩剛監督は選手たちの働きぶりを評価する。
「中断期間に自分たちが準備してきた、やろうとしていることを前半から選手たちが非常にアグレッシブにやってくれた。勝てはしなかったんですけど、非常に良いゲームだった。ここを勝ち切るようなチームに次の試合からはしていきたいなと。私が準備をしていきたいなと思っています」
実際、昨季と今季の両試合で先発したMF三竿健斗はJリーグ再開初戦が磐田との戦いだったことにめぐり合わせを感じているようだ。
「あんなに悔しい思いをしたことはなかったですし、このクラブでタイトルを逃したっていう重みだったり、悔しさを一番感じた場所だったんで。今でもその悔しさは持っていますし、それをいい巡り合わせというかここから再出発っていう意味で、ここでゲームができたと思うので、みんな自然と気合が入っていたのかな、とは思います」
鹿島にとっては追い付いたドローだっただけにポジティブに受け取ることもできる。三竿も「本当は勝ち切らないといけないんですけど」と前置きしつつ、このように語った。
「逆転して、逆転されて、またそこで追いつけた、っていうのはチームとして成長してる証拠だと思うし、今チームがすごい若いので、失点した後でもやれる、っていう自信があったので追いつけたと思うし。そうやって追いつけて負けなかったのは次に繋がると思います」
勝ち点1を加えて13位の鹿島。この磐田戦をきっかけに上昇気流を描くことはできるだろうか。
磐田に昨季の雪辱果たせぬも…鹿島MF三竿「いいめぐり合わせ、ここから再出発」