
日刊鹿島アントラーズニュース
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2018年9月5日水曜日
◆鹿島FW鈴木優磨「確実に負けた」広島戦を越えて。迎える川崎F戦への決意/ルヴァン杯準々決勝第1戦(GOAL)

5日、YBCルヴァンカップ準々決勝第1戦が開催され、鹿島アントラーズはホームに川崎フロンターレを迎える。1日の明治安田生命J1第25節・サンフレッチェ広島戦(1-3)から中3日での一戦となる。
鹿島アントラーズは8月28日にAFCチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦・天津権健戦(2-0)をホームで戦い中3日、アウェイでのJ1第25節・広島戦を1-3で敗れた。9番を背負う生え抜きのFW鈴木優磨は広島戦敗戦後、相手エース・パトリックの決定力に脱帽した。迎えるルヴァンカップ準々決勝第1戦。ACLと同じくホーム&アウェイの2試合で勝ち抜けが決まる。トーナメントで何より必要なのは、試合を決めるエースのゴールだ。
■レベルの違いを見せつけられた
「今日はパトリック選手にレベルの違いを見せ付けられました。俺は点を取れなくて、パトリック選手は決めた。勝たせられる選手としての比較で、完敗だったと個人的に感じています…」
チームバスへ続く細い通路がミックスゾーンとして設けられた、アウェイのスタジアム。サンフレッチェ広島に屈辱的な惨敗を喫し、選手たちは険しい表情で足早に歩を進めていく。金髪のゴールハンターもそうだった。だが、広島まで駆け付けた番記者たちを視界に捉えると、その歩みは速度を緩めることとなる。
「“確実に負けた”というのは、最近ではあまり感じなくなってきているんですけど…」
突き付けられた現在地と屈辱の思いを己に言い聞かせるように、鈴木優磨は言葉を並べ始めた。
「ただでさえ巧い相手に球際のところで負けていたから。これを毎週続けている広島は、首位のチームなんだなって。ものすごく、差を感じました」
敗戦の後は言葉少なにスタジアムを立ち去る22歳だが、この夜は違った。心の底から悔しくて、不甲斐なくて――。リーグテーブルとゴールランキングの頂をひた走る面々への敬意は、単なる賛辞とは似て非なるものだ。その眼光は鋭く、視線が下を向くことはなかった。「差を感じた」という屈辱的な言葉をあえて刻んで残すことで、己を突き動かす燃料にしなければ――。そんな義務感にかき立てられているようにも見えた。
■夢生くんのようなチームを勝たせる選手になる

「(金崎)夢生くんはチームを勝たせていた人。ダメージがないと言ったら嘘になるけど、プロとはこういうものだと思います。期待も感じますが、気負い過ぎずに“俺は俺らしく”やらないと。全部“俺が、俺が”となってしまうと、大事な時に力を発揮できないと思うので」
兄のように慕い、多くを盗み、学び、そして切磋琢磨を続けてきた金崎夢生がアントラーズを去り、それから1カ月半が経った。「背番号10」が抜けた前線で、エースの地位を継承するのは背番号9をおいて他にはいない――。
7月25日、J1第14節・C大阪戦。大いなる期待を背負い、決意を胸に立ったヤンマースタジアム長居のピッチで、鈴木はゴールネットを揺らした。自陣からのスルーパスを受け、相手DFとの並走からペナルティーエリアへ進出すると、GKとの駆け引きを制してループシュートを放ってみせた。
「狙い通り。あの1本を逃したくなかった」。思い描く理想像へと突き進む日々は、会心のゴールとともに幕を開けた。「あの人のように、チームを勝たせられる選手になりたい」。金崎のサガン鳥栖への完全移籍が発表された翌日の夜のことだった。しかし、真夏の連戦は平坦ではなかった。長居のゴールネットを揺らした後、8月末までの公式戦8試合で刻んだスコアは1つだけ。「決めるべきところで決めるのが、本物のストライカー」。その言葉と乖離した己への怒りから、近寄ることすらはばかられるかのような表情でスタジアムを後にすることも少なくなかった。
「優磨にエリア内で仕事をさせるのが大事だと思う。得点を取るところだけに集中してもらうように」
22歳の苦心を知る内田篤人は、ゴールハンターの本能を解き放たせるべく、バックアップを誓っていた。「アイツは常に得点に飢えているからね。若いけど、夢生がいなくなって、そういう存在になっているから」と。優磨のゴールこそが、アントラーズを浮上させる――。「そういう存在」との表現に、信頼と期待が滲んでいた。
「苦しい時に点を取れる選手、相手が嫌がることをできる選手になりたい」。2018年の37試合目は今季4つ目の大会、ルヴァンカップの幕開けだ。屈辱の惨敗から4日、難敵と対峙する大一番。アントラーズDNAの継承者として、チームをけん引するエースとして――。鈴木優磨、22歳。「チームを勝たせられる選手に」。決意の証を、必ず。
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