FIFAクラブW杯準々決勝 鹿島3―2グアダラハラ ( 2018年12月15日 UAE・アルアイン )
サッカーのクラブ世界一を決めるFIFAクラブW杯は15日、UAEのアルアインで準々決勝が行われ、アジア王者の鹿島が北中米カリブ王者のグアダラハラ(メキシコ)と対戦。試合開始直後に失点を喫したが、MF永木亮太(30)、FW安部裕葵(19)らのゴールで3―2で逆転勝ち。準決勝に駒を進め、欧州王者のレアル・マドリード(スペイン)への挑戦権を獲得した。
前半3分に右サイドを突破され、先制点を献上した鹿島。エンドが替わった後半4分に、GKクォン・スンテのフィードを受けた永木が左サイドのMF土居に展開。土居は敵陣深くに切り込み左足でグラウンダーのクロスを上げると、中央でフリーになっていた永木が冷静に流し込んだ。
電光石火のカウンターで同点に追いつくと、同点弾をアシストした土居が今度はペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。これをMFセルジーニョが落ち着いて決め、後半24分に勝ち越しに成功した。
同39分には途中出場の安部が、試合を決める芸術的な3点目。アディショナルタイムにオウンゴールで失点したものの、国内最多20冠を誇る“王者・鹿島”が鮮やかな逆転勝ちを収めた。19日に行われる準決勝では、16年の同大会決勝で敗れた因縁の相手レアル・マドリードと対戦する。
▼鹿島・大岩監督 後半は選手たちがアグレッシブにやってくれた。(準決勝のレアル戦は)我々にとってリベンジの機会になる。日本から多くのサポータが来てくれているので、応援を力に変えてやっていきたい。
◆鹿島、レアルへの挑戦権獲得!中南米王者・グアダラハラに鮮やか3発逆転勝ち(スポニチ)