
日刊鹿島アントラーズニュース
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2020年2月8日土曜日
◆今季の鹿島アントラーズに福田正博が注目する理由「新監督に期待」(Sportiva)

鹿島アントラーズ 2020 アウェイ 半袖レプリカユニフォーム 【NIKE|ナイ...
■今シーズン、ザーゴ新監督を迎えた鹿島の新体制がスタートした。タイトル獲得数でJリーグトップの強豪が、リーグ優勝を奪還するために、どのようなチームを築いていくのか。元日本代表の福田正博氏に注目ポイントを聞いた。
昨季はリーグ戦とルヴァンカップに加えてACLも戦い、さらに天皇杯は元旦の決勝戦まで勝ち上がった。しかも、鹿島はこうしたシーズンを何年も続けてきている。今季の始動日はほかのクラブと同じだったものの、そこには疲労を考慮して主力選手たちの姿はなかった。
先日のACLプレーオフでの敗戦は残念だったが、鹿島には今シーズン大いに注目していきたいと思っている。今シーズンを迎えるにあたって、鹿島の鈴木満フットボールダイレクターが「監督が代わって時間がかかるだろうが、後半戦は戦えるようになる」と語っていたように、クラブとしての新たな黄金期を築くための転換点を迎えていると思うからだ。
鹿島が手掛ける変革のひとつが、ザーゴ新監督の招聘だろう。彼は現役時代に柏レイソルでのプレー経験もあり、ローマ所属時代は中田英寿ともチームメイトだった。日本人のメンタリティーや日本文化をまったく知らない外国籍の監督や選手は、来日1年目に適応に苦労するケースもあるが、ザーゴ監督はこの点で不安は少ないのではないか。また、日本サッカー全体で考えたときに、ザーゴ監督がもたらすものにも期待している。
彼は昨年、ブラジルのブラガンチーノで指揮をとり、クラブを1部昇格に導いた。ブラガンチーノは、今年からザルツブルクやライプツィヒと同じRBグループのクラブになる。ドイツのライプツィヒ、オーストリアのザルツブルクを保有するRBグループは、ブラジルにはレッドブル・ブラジルというチームを保有していたが、昨年、ブラガンチーノも買収。RBブラジルからフロント、コーチ、選手を移籍させて、1年目で1部昇格となった。その戦術は、RBグループのサッカー開発部門・責任者であるラルフ・ラングニックのパワーフットボールの流れを汲んでいる。そのチームを率いていたザーゴ監督が、鹿島でどのような戦いをするのか、非常に興味深い。
Jリーグでは近年、海外クラブの最先端のスタイルを取り入れようとするクラブが増えている。川崎フロンターレがバルセロナのようなポゼッションサッカーを指向し、ヴィッセル神戸もアンドレス・イニエスタを獲得してバルセロナ化を目指している。横浜F・マリノスはシティグループということもあって、マンチェスター・シティを率いるペップ・グアルディオラ監督のようなハイライン・ハイプレスの戦術を採用している。
パワーフットボールのスタイル自体は目新しいものではない。Jリーグでは昨季までの湘南ベルマーレの戦い方は、パワーフットボールに近いものだ。曺貴裁(チョウ・キジェ)前監督は、ボールを奪ったら後方の選手たちが次々と前線へスプリントして飛び出してゴールに迫るスタイルを貫いた。この湘南スタイルは、高いフィジカル強度を求められ、湿度の高い梅雨と猛暑の夏がある日本で、どこまでその戦いを貫けるのかがポイントになる。
今シーズン、鹿島がリバプールやライプツィヒのようなパワーフットボールの要素を取り入れようとするなら、レオ・シルバの存在は強みだろう。彼の持ち味はタテへの推進力にあるからだ。
ただし、新しいスタイルを取り入れる場合、1年目からすんなりと結果が出るものではない。それは、横浜FMの例を見ればわかりやすい。
横浜FMは、アンジェ・ポステコグルー監督就任1年目の2018年に極端なハイラインを取ったことで守備陣が不安定になって苦しんだ。しかし、2年目の昨シーズンは攻守のバランスが取れて優勝。注目すべきは、攻撃に比重を置くことで守備が限界点に達することを2018シーズンに選手たちが経験したこと。1年目に極端なまでに攻撃的なスタイルを徹底したことがいい方向に作用し、翌年、選手たちがバランスを取ることができたと言えるだろう。
新しいスタイルを取り入れることは容易ではない。それを理解したうえで、鹿島は先を見越して新体制でのスタートを決断したはず。横浜FMは1シーズンの忍耐が翌年に実を結んだが、スピード感が求められるサッカー界にあって、結果が伴わないときにどこまで我慢できるのか。そこも試されることになるだろう。
鹿島には今季から新たに東京五輪世代の杉岡大輝(湘南)、名古屋で中盤でもサイドバックでもプレーして存在感を示した和泉竜司、川崎でリーグ優勝経験のあるCB奈良竜樹らが加入した。
ここ数シーズンは終盤の息切れでタイトルを逃してきた鹿島だが、新体制ではどんなチームになっていくのか。新指揮官のもと、新戦力を含めた選手たちがフィットしたとき、リーグ屈指の名門がそのタイトル数をさらに伸ばしていくのか注目したい。
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