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[8.23 第12節 鹿島1-1G大阪 カシマ]
「そんなに大した話をしないので大丈夫です。今日、僕はここでサッカー選手を引退します。えー、なんだっけな……」。“らしい”前置きから始まった引退セレモニーで、DF内田篤人が鹿島アントラーズに大きな置き土産を残した。
引退スピーチでクラブ関係者への感謝を語った内田は終盤に「もう少しだけ」と切り出すと、「この話を聞いているプロサッカー選手を目指す子どもたち、サッカー小僧の皆さん」と呼びかけ、次のように熱をこめて語った。
「カシマは少し田舎ですが、サッカーに集中できる環境、レベルの高さ、そしていま在籍している選手が君たちの大きな壁となり、ライバルとなり、偉大な先輩として迎え入れてくれるはずです。僕はそれを強く願います」。
今季はMF荒木遼太郎、FW染野唯月、FW松村優太、GK山田大樹という世代を代表する高卒ルーキーが加わり、来季も明治大のDF常本佳吾とGK早川友基、大阪体育大のDF林尚輝という大学屈指の選手たちが加入することが決まっている中、プロを志す少年たちへ“スカウト”メッセージを送った形だ。
現役ラストマッチとなったこの日、前半16分からの緊急出場でウォーミングアップなしにピッチに立ちながら、後半アディショナルタイムのロングフィードで同点ゴールを導き、勝ち点1を手繰り寄せてピッチを去った内田。引退スピーチでも、愛するクラブにもう一つの置き土産を残した。
「全ての人たちに感謝します」
— Jリーグ (@J_League) August 23, 2020
この試合をもって引退する#鹿島アントラーズ の #内田篤人 選手の挨拶を
ノーカットでどうぞ💁♂️@atlrs_official
内田選手の引退セレモニーは@DAZN_JPN でhttps://t.co/Qhmma1Lv3K#ありがとう篤人#Jリーグ pic.twitter.com/ArWUXck5FA
◆DF内田篤人が鹿島に残した“子どもたち”への伝言「カシマは少し田舎ですが…」(ゲキサカ)