◇9日 J1第13節 鹿島 3―0 FC東京(カシマ)
鹿島MF松村優太(20)がうれしいJ1初ゴールだ。1―0の前半45分、ペナルティーエリア外でパスを受け、短くドリブルすると、右足を一閃(いっせん)。強烈なシュートはFC東京MF東の両足の間を抜けて左ポストを直撃、ゴールへと吸い込まれた。
ドリブルが得意で静岡学園時代に“和製アザール”と呼ばれた松村は昨年、今年とルヴァン杯では得点しているが、リーグ戦では初めて。試合後のインタビューでは「ずっと欲しくて、なかなか取れない中で、先発のチャンスが来たので、必ず取ってやろうと思っていた。母親からすごく連絡が来ていると思うが、(母の日の)いいプレゼントになったのではないかと思う」と、少し照れくさそうに笑った。
チームは今季初の連勝で、リーグ戦6戦負けなし。4月中旬にザーゴ前監督に代わって相馬監督が就任してからはリーグ戦4戦3勝1分け、ルヴァン杯2戦1勝2分けと、公式戦負けなしだ。完全復活へ向け、常勝軍団が息を吹き返してきた。
◆【J1鹿島】松村優太うれしいJ1初ゴール「母の日のいいプレゼント」相馬監督就任後、公式戦負けなし(中スポ)