2022シーズンの第2登録期間は8月12日をもって終了し(J1リーグは9月2日まで追加登録できる)、ラストスパートを図るための戦力を揃えた。上田綺世や小川諒也が海外に活躍の場を求めた一方で、鈴木武蔵や松原后はJリーグに復帰するなど、多くの選手が活躍の場を移している。今回は、J1リーグ各クラブの補強状況を精査し、戦力アップ度をランキング化した。※情報は8月14日時点。補強ポイントと新加入・退団選手を加味してランキング化。新加入選手がいないチーム、監督・スタッフ等の人事は対象外とする。
11位:鹿島アントラーズ
リーグ戦順位:2位
戦力アップ度:D
主な新加入選手:エレケ
終盤戦を前に、鹿島アントラーズは大きな決断を下している。今季から指揮を執っていたレネ・ヴァイラー監督を解任し、岩政大樹コーチを後任に据えた。直近5試合で2敗3分と白星から遠ざかり、5位に転落したとはいえ、クラブの判断は迅速だった。
10得点を挙げていた上田綺世が抜けた穴は大きい。鈴木優磨の相棒にはエヴェラウドが指名されたが、期待に応えられているとは言い難い。そこで鹿島は今月1日、エレケの獲得を発表。190cmの体躯を持つFWで、フィジカルを活かした打開力のあるストライカーだ。上田の穴を埋めるにはもってこいの補強となるはずだ。
しかし、鹿島の補強はこの1人だけ。センターバックは層の薄さが目立つが、終盤戦に突入したシーズンを乗り切れるだろうか。リーグワースト6位の31失点を喫した守備陣を、かつて堅守を築き上げた新指揮官は補強ゼロで立て直すことができるのだろうか。
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