
日刊鹿島アントラーズニュース
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2023年9月3日日曜日
◆植田直通の流血 紙一重の攻防 V争い混沌、鹿島が手にした勝ち点1【大塚浩雄のC級蹴球講座】(中スポ)

◇2日 J1第26節 湘南2―2鹿島(レモンガススタジアム平塚)
2―1で湘南がリードした後半、鹿島が猛然と攻め立てる。後半39分、岩政監督は溝口に代え、CB庄子を投入した。するとCB植田が湘南のゴール前に張り付く。何が何でも1点を奪うためのパワープレー。サイドからのクロス、DFラインからのロングボールと、最後は力でねじ込む戦法。そして後半43分、鹿島がついにゴールをこじ開けた。
右サイドの松村がゴール前に絶妙のクロスを上げる。そこに植田が頭から飛び込んできた。しかし、一瞬早く、湘南・岡本が先に触り、クリアしたかのように見えた。ここでVARが介入。オンフィールドレビューの結果、清水主審はPKの判定を下した。
確かに、VTRで見ると一瞬、植田の頭が先にボールに当たっており、そこに遅れて岡本の足が入っていた。後半追加時間2分、カイキがこのPKを決め、鹿島が引き分けに持ち込んだ。
飛び込んだ植田の勇気、必死でクリアしようとした岡本の瞬間的な判断。チームの状況は違うが、一瞬にかける攻防は、最高のシーンを生み出した。流血した植田は、わずかな間にテープで頭をグルグル巻きにしてピッチに戻ってくると、PKの判定が出た瞬間に派手なガッツポーズを決めていた。
後半22分には、鹿島・知念のシュートがクロスバーをたたき、一瞬、ゴールインしたように見えたが、これはゴールと認められなかった。VTRで見ると、わずかにゴールラインにかかっているように見える。1センチ、乗っているかいないか。三笘の1ミリではないが、それほど微妙な判定だった。
それぞれが生き残りをかけたギリギリの戦い。鹿島・岩政監督は「選手たちが見せてくれた諦めない姿は、鹿島というクラブが出来上がった最初からのチームの伝統。アウェーでこういう展開の中で勝ち点1を取るのも大事なことなので、そこは評価してあげたい」と振り返った。
さらにこう続けた。「よく戦ったという話はした。いろんな難しさの中で、試合の入りから、すごく緊張を出して戦ってくれて、劣勢な展開の中でもよく戦った。次のセレッソ、マリノス戦で自分たちの先が決まってくる。勝ち点1が大きな意味を持つ」
横浜Mが敗れ、首位・横浜Mから6位・鹿島までの勝ち点差は7。優勝争いはさらに混沌(こんとん)としてきた。この日、鹿島が手にした勝ち点1が最後にどんな意味を持つのか。楽しみでならない。
◆大塚浩雄 東京中日スポーツ編集委員。ドーハの悲劇、94年W杯米国大会、98年W杯フランス大会を現地取材。その後はデスクワークをこなしながら日本代表を追い続け、ついには原稿のネタ作りのため?指導者C級ライセンス取得。40数年前、高校サッカー選手権ベスト16(1回戦突破)
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