<明治安田生命J1:鹿島1-1柏>◇第32節◇11日◇カシマ
鹿島アントアラーズは後半42分に、MFピトゥカのPKで追いつき、かろうじて勝ち点1を手にした。直近のリーグ戦5戦未勝利(2敗3分け)となった。
前半は相手のプレスに攻撃の組み立てで苦戦し、シュートはわずか3本。後半頭からU-22日本代表MF松村優太(22)を投入し、迫力のある攻撃は見せ8本のシュートを放ったが、1点を返すのが精いっぱいだった。守備もカウンター1本に沈み、17年のクラブ最多となる「16試合無失点」に並ぶことは出来なかった。
鹿島の岩政大樹監督(41)は「勝ち点1はよくもぎ取ったが、3にできなかったのは僕の責任。申し訳ない」と振り返った。想定以上の苦戦となった前半に「サッカーは結果が出なくてプレッシャーかかった時に普段しないミスや、ボールを受けられないことはよくある」とし、練習通りの攻撃がピッチで表現できなかったことを明かした。
ピンチはあったが、0-0で折り返し「不格好でも0-0で前半を帰って、勝負どころで勝負しにいくのは、うまく選手たちも戦ってくれた。メンバーを入れ替えたことで、相手の狙いのスペースを消し、松村が入って局面をひっくり返すことができるようになった」と交代の意図も含め振り返った。
無失点で終えることは出来なかった。それ以上に、岩政監督は「選手たちがもう少し楽しくサッカーができるようにしてあげたい。ミスが怖い状況の中で、どのような枠組みをチェンジすることで解消されるのか。次の試合まで時間があるので考えないと。これまでのことをやろうとする形ではちょっと難しそうだと感じた。次の策を考えないといけない」と話した。
◆【鹿島】柏と引き分け5戦未勝利 岩政監督「選手が楽しくサッカーできるようにしてあげたい」(ニッカン)
#岩政大樹 監督『これまでのことをやろうとする形ではちょっと難しそうだと感じた。次の策を考えないといけない』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) November 12, 2023
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