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[3.23 J1第4節 鹿島0-2C大阪 カシマ]
鹿島アントラーズの強みと言えるかもしれない。セレッソ大阪に0-2で敗れ、今季リーグ戦初黒星を喫した試合後、鹿島の選手たちは異口同音に自分たちの課題を言葉にした。
GK曽ヶ端準は「こっちが先に決めていれば、流れは変わっていたと思うけれど、それにしても簡単にやられ過ぎた。厳しさが、まだまだ足りないと思う。技術だけでは足りないし、戦わないと点も入らないし、守れない。そこはセレッソの選手たちにあった。若くて、うまい選手たちも、球際の激しさなどがあった」と、若返りをはかっているチームの課題を口にした。
先制点のシーンで、PA内でボールを失ったDF昌子源は、より具体的に反省する。「PAはボールをトラップするところではない。僕が胸トラップしたところを、かっさらわれてしまった。もったいない失点だったし、もっとハッキリしたプレーをしないといけなかった」と、自身のプレーを悔やんだ。
開幕からの連勝が3で途切れたが、曽ヶ端は「負けることは、もちろんある。歯が立たなくて負けたわけじゃないし、やることをしっかり整理して、続けていかないといけない」と、これまでやってきたことを継続することが肝要だと口にした。
「(ナビスコ杯の)FC東京戦、C大阪戦は、いい勉強になった。特に収穫があった試合でした。次は横浜FM戦なので、課題をしっかりと修正して、勝ち点3を何がなんでもつかみに行きたい。また常勝軍団と言われるように、頑張りたい」と、21歳の昌子は言う。
試合に敗れたものの首位をキープしていることを知らされると、昌子は「それは良かったです。そういう面で、まだ運も鹿島に味方してくれていると思うし、鹿島はこのまま首位に居続けるべきチームだと思う。(トニーニョ・)セレーゾ監督もそう言っていましたし、選手全員もそう思っているので。今日は負けてしまいましたけど、首位にいられるので、次からは勝ち続けて、首位に居続けられるように頑張ります」と、この連敗を教訓に、より強いチームになると誓った。
(取材・文 河合拓)