
日刊鹿島アントラーズニュース
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2014年12月25日木曜日
◆[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.38]鹿島アントラーズユースMF千葉健太(2年)(ゲキサカ)
[12.23 Jユースカップ決勝 鹿島ユース 1-1(PK4-3)G大阪ユース ヤンマー]
優勝した鹿島アントラーズユースの中盤には、積極的にボールを奪いに行くMF千葉健太の姿があった。守備ブロックに入って来る相手に対し、厳しくプレッシャーをかけた。相手に近寄るだけではない、迷わずに体を当ててボールを奪いに行く激しいコンタクトプレーだ。技術に優るG大阪ユースとの決勝戦では後半に追いつかれた後は防戦を強いられて苦しんだが、PK戦の末に撃破。日本一を決めた直後のインタビューで、千葉は「僕たちがやってきたことは間違っていないと証明できたと思う」と笑顔を見せた。
鹿島は、アカデミーでも一貫して徹底的に勝負にこだわる。運動量や球際での戦いを最重視する方向性は、技術や戦術理解を重んじる他のJユースとかなり異なる。スタッフも「うちは、高体連だからね」と冗談を言うが、Jユースの中で毛色の違うサッカーをしていることは認識している。ジュニアから、そのコンセプトの中で育って来た千葉は「鹿島には、歴史がある。アントラーズのトップチームには上手いプレーもあるけど、勝つためのプレーができるという長所がある。勝ちに徹する、勝ち方を知っているチーム。それは、勉強になっている。自分も勝つためのプレーができて、チームを勝たせられる選手になりたい。自分はあんまり上手くないので、気持ちの面や声を出すこと、球際の強さではチームメートにも誰にも負けたくない」と特に守備面で体を張ったプレーを見せ続けた。
決勝では、G大阪の中盤の要であるMF市丸瑞希の動きをケア。試合途中に両足が痙攣を起こしたが、ただ「最後までやりたかった。そういうときこそ気持ちだと自分に言い聞かせていた」と戦い続けた。準決勝の清水ユース戦でも「自分のところでマイボールにしてやろうと思っていた」と中盤でボールを回収。雨で濡れたピッチを利用した超ロングスライディングタックルでボールを弾き、スタンドにざわめきを生む場面もあった。
持ち味を発揮できた大会だった。しかし、満足はしていない。鹿島は、先発の半数以上が2年生。左腕にキャプテンマークを巻く千葉も2年生だ。「苦しい練習を乗り越えて来て、優勝できた。チームとしての成長を感じる。でも、個人としては、まだまだ。満足はしていない。今は守備を任されているし、自分も上手くないので割り切って(そこだけを)やっている。でも、来年は攻撃でも絡んでいけないといけない。そこも成長したい」と全国優勝の自信を胸に、さらなる躍進を誓った。
(取材・文 平野貴也)
優勝した鹿島アントラーズユースの中盤には、積極的にボールを奪いに行くMF千葉健太の姿があった。守備ブロックに入って来る相手に対し、厳しくプレッシャーをかけた。相手に近寄るだけではない、迷わずに体を当ててボールを奪いに行く激しいコンタクトプレーだ。技術に優るG大阪ユースとの決勝戦では後半に追いつかれた後は防戦を強いられて苦しんだが、PK戦の末に撃破。日本一を決めた直後のインタビューで、千葉は「僕たちがやってきたことは間違っていないと証明できたと思う」と笑顔を見せた。
鹿島は、アカデミーでも一貫して徹底的に勝負にこだわる。運動量や球際での戦いを最重視する方向性は、技術や戦術理解を重んじる他のJユースとかなり異なる。スタッフも「うちは、高体連だからね」と冗談を言うが、Jユースの中で毛色の違うサッカーをしていることは認識している。ジュニアから、そのコンセプトの中で育って来た千葉は「鹿島には、歴史がある。アントラーズのトップチームには上手いプレーもあるけど、勝つためのプレーができるという長所がある。勝ちに徹する、勝ち方を知っているチーム。それは、勉強になっている。自分も勝つためのプレーができて、チームを勝たせられる選手になりたい。自分はあんまり上手くないので、気持ちの面や声を出すこと、球際の強さではチームメートにも誰にも負けたくない」と特に守備面で体を張ったプレーを見せ続けた。
決勝では、G大阪の中盤の要であるMF市丸瑞希の動きをケア。試合途中に両足が痙攣を起こしたが、ただ「最後までやりたかった。そういうときこそ気持ちだと自分に言い聞かせていた」と戦い続けた。準決勝の清水ユース戦でも「自分のところでマイボールにしてやろうと思っていた」と中盤でボールを回収。雨で濡れたピッチを利用した超ロングスライディングタックルでボールを弾き、スタンドにざわめきを生む場面もあった。
持ち味を発揮できた大会だった。しかし、満足はしていない。鹿島は、先発の半数以上が2年生。左腕にキャプテンマークを巻く千葉も2年生だ。「苦しい練習を乗り越えて来て、優勝できた。チームとしての成長を感じる。でも、個人としては、まだまだ。満足はしていない。今は守備を任されているし、自分も上手くないので割り切って(そこだけを)やっている。でも、来年は攻撃でも絡んでいけないといけない。そこも成長したい」と全国優勝の自信を胸に、さらなる躍進を誓った。
(取材・文 平野貴也)
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