日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年3月20日日曜日

◆2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第4節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51776

明治安田J1 1st 第4節



金崎の2ゴール!鹿島、FC東京に2-0と完封勝利!

前節のアウェイ仙台戦で足踏みをしてしまった鹿島がリーグ戦7年負けなしのFC東京に2-0と完封勝利を果たした。勝利の立役者は、2ゴールを決めた金崎夢生。W杯2次予選でチームから離れる前に大きな仕事をしてくれた。

連敗を避けたい鹿島だったが、石井監督は遠藤、中村に代え、カイオと鈴木をスターティングメンバーとしてピッチに送り出した。特に鈴木はこれがプロ入り初先発ということで大きな賭けにも見えたが、鹿島は持ち味である前線からのアグレッシブなチェイシングで序盤から主導権を握る。







11分、柴崎の右CKから鈴木がヘディングシュートを放つ。早くも先制点かと思われたが、これはFC東京GK秋元のファインセーブでチャンスを逃す。続いて33分にも金崎が鋭いターンから絶妙なクロスをゴール前に上げる。ここに飛び込んだのはまたしても鈴木だったが、これはゴール左に外れた。















前半、何度か決定機のあった中、無得点で終わった鹿島だったが50分、金崎がカシマに最初の歓喜をもたらす。山本が後方から放ったミドルシュートに足を出し、方向を変えての先制点。これで鹿島は圧倒的に優位に立った。







その後、FC東京に攻め込まれるシーンもあったが、全員が連動しての粘り強い守備で守り切った。そして88分、交代して入った遠藤が柴崎につなぎ、柴崎の鋭いクロスから金崎がドンピシャのボレーシュートで試合を決定づけた。









全員の献身的なプレー、そして個人の決定力。この2つが融合し、絶対に勝ちたいこのゲームで結果を出せた。これでリーグ戦は一時中断に入り、水曜日からはヤマザキナビスコカップのグループリーグが始まる。昌子、植田、そして金崎が不在の中、どれだけ他の選手たちががんばれるか。「誰が出ても、同じパフォーマンスを目指す」という今季のアントラーズの真価が問われる1週間になりそうだ。



【この試合のトピックス】
・鈴木がプロ入りリーグ戦初先発。
・金崎がアントラーズではリーグ戦で初のマルチゴール。
・カイオが今季公式戦初先発。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・サイドの位置でもう少し余裕をもってボールを持てるように、テンポよくボールをまわそう。
・お互いの距離感を意識しながらプレーすること。
・相手のリスタートが早いので、注意して集中を切らさずに対応しよう。


FC東京:城福 浩
・1対1で絶対に負けないこと。
・前線にボールが入った時にしっかりプレスバックして守備をすること。
・シンプルにシュートを打つのではなく、アイデアを出し、工夫してゴールを狙おう。


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
悪天候のなか、多くの皆さんが私たちのサッカーを観にカシマスタジアムに来てくれたことに感謝している。本当に選手たちの力になっている。たくさんの声援のおかげで選手たちは最後まで動けていたと思う。なかなか攻めの形ができないまま後半に入ったが、いい形で先制点を奪うことができた。追加点を奪うこともでき、最終的には無失点で試合を終えたことは、非常にいい成果だと思う。ゲームの途中、1点目を奪った後で守備のバランスが崩れた部分があった。そこは修正していきたい。

Q 2ゴールを決めた金崎選手について、改めてよさはどこにあるのか? 守備でも貢献度が高いと思うが、評価は?

A 攻守にわたってアグレッシブなところがよさだと思う。攻撃に関しては、動き出しが非常にいい。自分のところで一度ボールをおさめて、ゴール前に入っていく迫力がある。攻撃の中心になっている。守備では前線から制限をつけているからこそ、後ろでボールを奪うことができている。その起点になっているのが、夢生であり、秀平であり、聖真だ。前線の守備がいい形につながっている。


FC東京:城福 浩
多くのサポーターが応援に来てくれたが、期待に応えられなくて残念だった。


選手コメント

[試合後]

【金崎 夢生】
勝てて良かった。1点目は脩斗くんのシュートを狙いにいったら、ボールが自分のところに来た。2点目は岳のクロスに合わせた。これでチームを離れるけど、日本代表でもしっかり頑張りたい。

【柴崎 岳】
夢生くんが指でボールを要求していたところは見えてなかった。特に意識せず、中にいいボールを入れる事だけを心掛けた。

【曽ケ端 準】
石井さんもミーティングで「アグレッシブに」というのを強調していた。そこを攻守で出せたと思う。仙台戦ではワンプレー目でCKをとられるなど先手を取られた。気持ちの部分は最低限出さないといけないこと。次はヤマザキナビスコカップなのでしっかり準備していきたい。

【鈴木 優磨】
(スタメンから出て)楽しかった。前半は入りが良くなくて苦労した。後半は相手も落ちてきてフリーでいいところで受けることができた。前半、2回あったチャンスのうち、少なくとも1つは決めないといけなかった。勝てたのは、自分としてもチームとしても大きい。今後の課題は継続性と決め切る力。やっぱりスタメンはいいなと思う。

【山本 脩斗】
勝てて良かった。前線の4人が(パスコースを)限定してくれていたので、後ろも行きやすかった。90分続けよう、チームとして戦おうと話していたことができた。シュートは完全に当たり損ない。夢生がよく決めてくれた。無失点で抑えて追加点も取れた。ただ、カウンターを受けたりもしたので、危なげなくやりたい。次に活かしていきたい。

【西 大伍】
前回、前々回の試合と比べると、球際のところで激しくいけた。ミスも多かったけど、狙いをもってハッキリできた。1点目は長くボールを回しながら常に狙っていくという、やりたいことができて楽しかった。押し込まれる場面があったが、もっと引いたり相手をいなしたり、臨機応変に対応できるようにしていきたい。

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