日刊鹿島アントラーズニュース
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2016年4月10日日曜日
◆【鹿島 vs 広島】 ウォーミングアップコラム:率直に意見をぶつけ合う選手たち。試合でも選手たちの“声”に注目(J's GOAL)
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00009799/
「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
日本代表に招集された選手たちがいない3月末の練習でのことだった。西大伍が厳しい口調で土居聖真のプレーに注文を付けると、普段は温厚な土居が言い返す。スッと温度が下がる緊張感が走ったが、それは一瞬のこと。その後、熱く激しいプレーが見られるようになった。
見ようによっては喧嘩しているようにも見えた激しい応酬は、周囲にいた若い選手たちのハートに火をつけた。鈴木優磨が「聖真くんも熱いものを内に秘めてるのがわかった」と言い、カイオも「何か言われても、いつも黙ってる聖真が言い返したからびっくりした」と話した。
Jリーグヤマザキナビスコカップ神戸戦で完敗を喫し、危機的状況に陥っていたチームはこうして蘇った。
石井正忠監督は、選手たちの変化を歓迎していた。
「自然なことですし、いいことだと思います。大伍はきっと意識してああいう言い方をしたんだと思うんですけど、そうやって溜めている部分を外に出すのはすごくいいことだと思います。問題を解決する上では、そうやってどんどん言い合うのは良いことだと思うので、それがプラスに働いたと思います。そういう状態を今後も続けて、選手がなんでも言い合えるような状態にしたいと思いますね。僕もなにかあったら選手に言ってますし。そういう環境で練習できるのが非常にいいんじゃないかと思います」
明治安田J1リーグ1stステージ第6節広島戦を迎えるための練習でも、選手たちは何度も何度も意見交換を繰り返し、チームの約束事を徹底していた。現役時代、“常勝鹿島”を支えた石井監督や大岩剛コーチ、柳沢敦コーチは、かつての光景を思い出しているようだった。
「スタッフのなかでもああいう感じはいいよね、という話しでした。僕はそんなに言うタイプではなかったですけど、まわりの選手は言い合って修正して、という形でやってきたので、それが自然な形だと思います」
今節の対戦相手である広島は、攻撃と守備でシステムが変化するため、そこに対応するには密なコミュニケーションが不可欠だ。試合中も少しの合間を利用して、選手たちは言葉を交わし、意思疎通を図るはずだ。
文:田中滋(鹿島担当)
明治安田生命J1リーグ 1st 第6節
4月10日(日)16:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs サンフレッチェ広島
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