ACL決勝トーナメント1回戦(9日)で鹿島と対戦する上海上港(中国)が8日、カシマスタジアムで公式会見と公式練習を行った。
5日のリーグ戦・北京国安戦で右太もも裏を痛め、前半41分に負傷退場した元ブラジル代表FWフッキは全体練習を欠席。7日の来日時に右足を引きずった状態で成田空港到着ゲートに現れた背番号10について、ビクトル・ペレイラ監督は「確定していることは、11人の選手がピッチに立つことということです」と不敵にほほ笑み、「メディカル(医療スタッフ)のお世話になっています。あすのミーティングで決めたい」と出場の有無を明言しなかった。
この日、上海上港は20人が公式練習に参加した。ベンチ登録人数上限の18人を帯同させるのが通例だが、不在だったフッキを含め21人を来日させる異例の“采配”。選手のコンディションを直前まで見極め、最良の18人をベンチに登録する狙いがあるとみられる。
2日の中国杯で頭部を負傷した同MFオスカル、過去のACLで日本勢から12得点を挙げているエースFWエウケソンもピッチで元気に調整した。公式会見に出席したエウケソンは「非常にいい状態です。得点、アシストという形で最大限の力を発揮したい」と意気込んだ。
上海上港、異例21人が遠征帯同か…フッキは全体練習欠席 ACLで鹿島と対戦